蒸留、アロエとブラックペッパー。
そう、忘れてはならない蒸留のおはなし。
夜な夜なエールの気分で、香りを蒸留。
私がnoteをはじめたのも、
" 香り " が一番の理由だったしな。
ということで原点回帰、香りのはなし。
王道ハーブで腕ならし、ついに切り込む
変わり種の芳香蒸留水の抽出劇。
1. キダチアロエ
義実家の庭に、わっさわさ
それこそ売るほど生えていたアロエをひと株、
まるまる蒸留してみると...
あら不思議、
なんとも滋味深いハチミツ生姜湯のよう。
蒸しあげられたアロエの実はぷるぷるで
齧ったら美味しそう...と思いつつ
ほっこりあたたかな香りに包まれる。
2. ブラックペッパー
本来ならドライハーブは50gほど必要。
だけど刺激が強めの胡椒だし、
市販の詰め替え袋ひとつ、14gで臨む。
蒸留器にセットしてまもなく、
胡椒の粒を覆ってる茶色がたなびいて
水に尾を引いた。
...
蒸留すること15分、
キッチン中にスパイシーな香りが漂う。
この香りをアテに、
少し強めのお酒がほしいなぁ...
なんて考えてると抽出完了。
結果。
たしかにピリッとしてるけど
水蒸気を介したからか、
なんだか輪郭がぼんやりした香り。
やはり刺激物は乾いててカラッとしてなんぼ、なのかしら。
キダチアロエとブラックペッパー
それぞれ100ml程度の香りを茶色の小瓶に詰め
次回の課題が見つかった。
✅ ホワイトペッパー、ピンクペッパーそれぞれから採れる香りと比べてみたい
✅ ペッパーとハーブ、それぞれの香りを抽出後にブレンドしたときと、ペッパーとハーブを一緒に蒸留したときとで、香りは違うんだろうか。
そんなこんなで、
10月の秋の夜は更けていく。