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慢性上咽頭炎との戦い

発声障害の話の前にこの慢性上咽頭炎について書かせてください。
なぜなら、
この慢性上咽頭炎が発声障害の原因の一つかもしれない
と考えているからです。(個人の意見です。)
もしかしたら同じような体験をされている方がいらっしゃるかもしれません。

ここでは慢性上咽頭炎の症状や、どういう治療を選択したのか、
そのおおまかな流れを綴っています。
治すために気をつけていたこと、セルフケアなどは、
また別の形で配信しようと思っているので
そちらをご覧いただければ嬉しいです。




そもそも慢性上咽頭炎って何?

聞きなれない方がほとんどだと思います。
私もそうでした。
医学的解説に自信がないので、正しい説明は以下をご覧ください。

すごく感覚的に言えば
風邪ではないのに、(治ったはずなのに)痰がからんだり喉におちてきたり、空咳がでたり等、喉または鼻に何らかの異常をずっと感じます。
気になる症状は人により様々のようですが、私は特に
後鼻漏(鼻水や痰が喉に回る)痰が喉にへばりついたまま取れない症状
が本当にひどかったです。
そしてこれが通常の話し声だけでなく歌唱時にも非常に悪さをしてきました。

声の抜けが格段に悪くなる
鼻声になる
鼻腔がうまく使えない
歌うたびに痰が絡んだり、流れ込んできて苦しい 等…

そもそもなんでこんな症状になってしまったのか。
始まりはなんでもないただの風邪でした。


ボイスクリニックへ

たいしてひどくもない風邪をひいた後、
もうとっくに治ったはずなのになぜかずっと絡む痰。
歌うと痰がひっかかって上手く歌えない。
何かがおかしいと思い必死で検索した結果、この慢性上咽頭炎というワードに辿りつきました。

念の為声帯に異常がないかも見て欲しかったので、専門のボイスクリニックを探し
そこで診察をお願いすることに。
結果、声帯に問題はなく慢性上咽頭炎の診断でした。

そして厄介なのがここから。

この病気、治療法は
EAT(上咽頭擦過治療)が一般的で(というかほぼこれしか選択肢ない)
棒を口から入れる、、????と目を疑いたくなるくらい見るからにヤバそうで、
痛い&何回もやらなければならないものだったんです。
そして何回もやっても治らない人もいるとか…。

本当に嫌だったのですが、頑張ってやりました。
週1回、口からの処置のみ、15回ぐらい。
でも残念ながら私は治らない部類でした。
本当は20〜30回ぐらい続けるといいみたいですが、
10回を過ぎたあたりから変化を感じることができませんでした。

悩んだ挙句、別の治療法を探そうと決心。
次に試したのは鍼治療でした。



本当に鍼治療で喉が治る?

EATで治らなかった私は検索で見つけた鍼治療へ伺うことにしました。
私がお世話になったのはこちらです。

先に結果を言えば、歌に支障がないレベルまで治りました。
本当に感謝しかありません、、!
ただ私はかなり重症だったので、完全な完治とはいかず
いまだにうっすら症状は残っています。
(普段の生活や歌には支障ありません)
現在は上咽頭炎に対する鍼治療は一旦お休みしてセルフケアに努めています。

治療のペースは週1回の施術を1年間ほどでした。
こちらの鍼灸院さんは直接喉に鍼を打つことはしないですし、打つ本数も少なめなので、鍼初心者の方でも恐怖心を感じることが少ないと思います。
気になる方は一度問い合わせてみてください。
(まわしものではないです!笑)



なのになぜ私は声が出せないの?

鍼とセルフケアのおかげで少しずつ痰の絡みがよくなり、
ああ、やっと歌えそうだ
そう思っていました。
なのになぜか声はどんどん悪化していく一方。

ものすごく力をいれないと高音が出ない
歌い終わると首や肩、顎がすごく疲れる
ワンコーラス歌うだけで声が枯れる
滑舌が悪く、リズムにも遅れる
ピッチを外す(常に少しフラット)
ロングトーンで声が震える
低音が出しづらい
中音域も出しづらい など

次第に上記の症状に常に悩まされるようになっていきました。
こうして書き出すとそれはそれはひどいですね…。

なぜこうなってしまったのか。
あくまで私の推測ですが、痰がからまってしまうことで
今までのやり方で声を出すことができず、知らないうちに必要のない筋肉を無理やり使って声を出す悪い癖がついてしまったのではないかと考えています。



新たな『発声障害との戦い』

そしてここから長い発声障害との戦いが始まっていくわけですが、
正直思い出したくもないほど辛い日々が続き
一時期は歌が入った曲が一切聴けず、インストばかり聞いていたほどです。
発声障害の経過に関しては今後さらに詳しく掘り下げていきますね。

発声障害は誰でも必ず治ります!
なんて無責任なことは決して言いたくないのですが
治った人もいるよ、という情報を書くことで
誰かの治療のモチベーションになれれば幸いです。


引き続き頑張って書いていきますので、ぜひフォロー、スキ、
よろしくお願いいたします!



#慢性上咽頭炎 #発声障害 #過緊張声発声障害 #痙攣性発声障害
#ボイストレーニング

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