オリジナル変則将棋「テトリス将棋」

変則将棋というものはたくさんあるが変則囲碁はあるのだろうか?ふと疑問に思い師匠に確認したところ、テトリス囲碁というものがあるそうだ。

ルールは7種類のテトリミノの形に自分の石がつながると負け。つまり、4つの石のつながる様には打てないと言うのだ。実際にやってみるとそこそこ面白かったので、これを将棋でできないかと試してみた。

囲碁よりも可能性が広い⁉

細かなルールは知らなくても囲碁は番外から石を盤上に打つゲーム、将棋は盤上の駒を動かすゲームということはご存知だろう。

このゲームは自分の駒が4つつながるといけないがそこに至るプロセスが異なり、囲碁は3つつながりの石に隣接して打てないだけであるが、将棋は3つつながりの駒に隣接した場所に駒を動かせない上に、5つつながりの駒はそのどれを動かすことができないのだ。(動かした結果5つの連結が解除されない場合は可能)

そのためタダで取れそうな駒が取れなかったり、なんでもない王手もその応手の結果4つつながりができてしまうため詰んでしまう事態が発生する。

変則将棋ならではの詰み

以下の画像は実際にやってみた結果の画像である。

画像1

この王手に対して同玉と取る手は歩、玉、歩、銀の4つつながりができてしまうのでできない。仕方なく同桂とするが…

画像2

この角を同玉とすると同じく歩、桂、歩、銀の4つつながりができてしまうのでできない。つまり、この角で後手玉は詰んでいるのだ。


いかがだっただろうか?あまり大きな制約ではないため、基本的に将棋の棋力が覆るほどではないと思われるが、ちょっとした遊び程度にやるにはいいスパイスになると思われる。

駒の働きが特殊になるわけではないので互いの同意があればオンライン対局でも可能なので、興味のある方はぜひやってもらいたい。

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