【歌詞】心寂【うらさぶ】
雪が淡く儚い様に この愛も人肌で溶ける
頬を伝う涙は今日も見上げても止まらない
何れ丈 歳を重ねたとして
腑抜けたくなる別れもある
人前では当たり前に強がってみせるけど
心がやけに空模様 鈍色の雲に覆われて
冬までも感化され 何もかも冷やしてく
地元みたいに外気 氷点下にならなくても
貴方が居なくなった視界は
見慣れない心寂れた芝公園
上京をして先ず訪れた憧れた東京タワーも
今は全然尊くない 間近で振られたから
仕事に生きると決めたとして
手を抜いていた訳でないから
何ら何時もと変わらなくて
ただ恋が終わった冬
心も雪に降られてる 鈍色の街の其の様に
優しさも隠されて 珍しく積もってく
地元みたいに雪が背丈程ではなくても
少しの数センチだとしても
足止めは駅も同じ浜松町
何れ丈 歳を重ねたとして
入り込みたくなる恋もある
昔も今も変わらないけど 一人で居る時には
求めるのは 雪よりも鈍色の雲から降る雨
傘なんて開かずに泣きながら帰りたい
土砂降りに濡れたなら涙も誤魔化せられるのに
どうして今は 冬で 雪で
季節まで恨んでしまう此の頃
鈍色の心寂れた東京
だけど 今日は真っ白に染め上げられた東京