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【歌詞】グラフィティ・メモリー

あの日 もいちど キスをしていたら
きっと あなたに 恋をしてただろう
だけど すんなり サヨナラしたから
あの日 あのまま 何もなかったふり

もしも あのとき 恋をしていたら
息を 飲み込み 泣かなかっただろう
けれど 気付けば 好きになっていた
それに 気付いてしまったから 涙

なんて 吹いた 風に 装う 始末悪い 心が
今日も ひとしきりの雨を降らす

会ったこともない だから 知り合いでもない
道で会っても あなたが誰といても 見ても
いちどきりの セピア色の 思い出を残したまま
無言の風になった私で あなたのあいだを抜ける
だから ふたり 何にもなかった...


秋は 七日目 何にも起こらず
ふっと 木の葉と 過ぎ去っていたなら
なのに やっぱり 思い出してしまう
秋は あらゆる 出来事を隠して

恋は 突然 やって来るもので
たったいちどの天気雨もそうで
晴れた空から陽射しが注いでも
そっと すれ違う環境が来ても

目と目 合うも すぐに そらして 表情なく 歩き
駅に 向かうように そう足早に

会ったこともない だから 知り合いでもない
道で会っても あなたが誰といても 見ても
だけど残る なんでだろう 知らぬ存ぜぬ関係
それでも風になった私は あなたの手に触れたがる
まるで ふたり 知ってるかのように...


ただの記憶なのに 写真みたいに鮮明に
あのときの唇 あのときの体温 忘れられない

出会い方はいろいろあるけど
こんな寂しい"一目惚れ"は もうしなくない


会ったこともない だから 知り合いでもない
道で会っても あなたが誰といても 見ても
いちどきりの セピア色の 思い出を残しながら
こうして風になった私は あなたの手に触れたがり
無言の風になった私で あなたのあいだを抜ける
まるで ふたり 知ってるかのように...






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