【歌詞】樅ノ木は残った
雪上の足跡 二人分の今が
確かにここにあるのになぁ...
うつむいて眺めた今が過去になって
恋心はもう降られていた
消えていく... なにもかも... 残さずに... 遠くへ...
唯一 飾られていた
樅ノ木は残ったけど
なんでだろう...
キレイなのに こんなにもせつない...
サンタも見過ごすだろう
苛まれた私の気持ちは
にぎやかになる夜まで持たない...
白昼の空から降りてくる粉雪
頬に触れたら泣けてきた...
見上げても止まらない心の揺らぎから
ほろり呟いた 「耐えられない...」
寒さより... 冷たさより... 痛みより... この場の...
唯一 飾られていた
樅ノ木は残ったのに
きついんだなぁ...
キレイだけど やるせなく見えてる...
中身のないプレゼント
消えてしまう二人の思い出
あっというまに雪へと溶け込む...
失せた恋は冬にまみれて
瞳まで棚曇らせる
風に吹かれた雪がはたく
"前を向け"と私を急かして
ため息さえも呼吸として
唯一 飾られていた
樅ノ木は残ったから
苦しいんだぁ...
キレイなのは 潤んでる目のせい...
サンタは来るんだろうかぁ...
こんな私にも来るんだろうかぁ...
にぎやかになる夜にはわかるかなぁ...
つらくて 痛くて 苦しいのに
こんなにも希望を思って吐いてる...