見出し画像

がんばれ! 働くおかあさん!

朝の犬の散歩コースに保育園があります。
通勤時間の保育園は本当に慌ただしい!
親たちも、保母さんも、子供たちも・・

30年前の私もそんなママのひとりでした。
息子を片手に抱え、
右肩に仕事バック、左肩に子供の着替えの入ったバックを引っ掛けて
毎日保育園に駆け込んでいたことを思い出します。
月曜日の朝は、お昼寝布団も加わり、本当に本当に大変でした。
早く子供が成長してほしいとか、
自分の時間がほしいとか、
何よりゆっくり寝たいと・・・毎日走りながらそんなことばかり願っていました。

先日紹介した本「仕事の辞め方(鈴木おさむ著)」の中に「楽しかったことは一度もない」という章があり、少しびっくりしたのと同時に心に引っかかりました。

僕はこの32年間の仕事を振り返ってきて一つ気づいたことがあります。
これまで、沢山の仕事をさせていただきました。かなりのビックチャンスももらいました。その中で「嬉しかったこと」は沢山あります。想像以上のものを作れたり、あとは何より、その結果がついてきたり。そして「やり甲斐があったこと」も沢山あります。そして「感動したこと」も沢山あります。ですが、「楽しかった」と思ったことは一度もなかったなと気づきました。

書籍「仕事の辞め方(鈴木おさむ著)」第3章楽しかったことは一度もない より

 

今までで「楽しかったこと」。
よく考えると、そんな自問自答を今までしたことがありませんでした。
今までで「楽しかったこと」。
シンプルだけど、意外に難しい質問
かと思いきや、意外にスムーズに浮かんできました。

それは、子供の保育園時代でした。
ただただ時間に追われる忙しい時代でした。
仕事だって新人から少し脱皮したくらいのまだまだ修行中で必死。
育児も初体験で必死。
家族との向き合い方も必死。子供だって必死。
時に行きたくないとぐずっても、小さいのに頑張って保育園に通ってくれている。
何もかもに一生懸命な頃でした。

振り返ると、仕事も育児も家族も・・すべてをひっくるめて
人生の中で一番「楽しかった」時期だったと思えました。
今頃になって初めて気づきました。
子供の成長と一緒に私や家族が成長していた頃だったんですね。

保育園の朝のラッシュタイムを見るのが好きです。
頑張っている人たち(子供たちも含む)に会えるので。
走り抜けるママさんと子供の後ろ姿にエール玉を送っています。
今は大変だけど、この瞬間を大切に、頑張れ!ファイト!って。



いいなと思ったら応援しよう!