今の自分ができるまで 2-②
この時の私は、
『私と居てもつまらない思いをさせてしまうだろう』
『私に一緒に帰ろうなんて言われたら皆嫌な思いさせるだろう』
と思っていて、声をかけることもできませんでした。
私が声をかけたら、その場が凍りつくと本気で思っていたのです。
声をかけたこともないくせに。
たまに何人かの人が
一緒に帰ろう。
と声をかけてくれました。
そんな時は、飛び上がるほど嬉しくて
この人はなんて良い人なんだ!!
私に声をかけてくれるなんて。優しい人だ。
この人に嫌な思いをさせてはいけない!
と、考えると大した会話もできず、その人の顔色を伺い
しどろもどろで言葉を発していました。
今になって思うと、そんな風に思っている人間と
信頼関係、友人関係なんて築きたくないですよね。
失礼な話です。
続く