サクラグのアワード快進撃が続く理由|広報担当者にインタビュー
サクラグは、社会課題解決を目的とした企業活動に取り組む中で、これまでに数々のアワードを受賞してきました。今回は、広報担当のKuriyamaにインタビューし、その取り組みやアワード受賞のエピソードを紹介していきます。
直近2年間で16件のアワード・認定を受賞
ーーまず最初に、最近のサクラグのアワード受賞、認定の実績について教えてください。
Kuriyama:広報では、サクラグの事業や取り組みを推進するため、様々なアワードや認定、賛同などに参加させていただいているのですが、直近2年間では、なんと16件の新しい受賞・認定などを頂くことができました。
記憶に新しいものとしては、PRIDE指標2022「ゴールド」(2年連続)、D&I アワード2022「D&Iアワード大賞(スタートアップ企業部門)」、ウーマンエンパワーアワード「ママパパ投票賞」などがあります。
2021年10月に、DEIを推進する採用マッチングプラットフォーム『Sangoport』をリリースし、また社内でもDEI推進がどんどん進んでいるフェーズだったこともあり、ダイバーシティやSDGsに関するものがここ最近では多くなっていますね。
※サクラグコーポレートサイト「SDGs/DEI」ページで、アワードや認定について掲載されています
自社の振り返りと気づき、進化を後押ししてくれる機会として
ーーここ2年ほどで、アワードの受賞や認定・認証をうける機会がぐっと増えました。印象的なエピソードはありますか。
Kuriyama:既出の、D&I アワード2022「D&Iアワード大賞(スタートアップ企業部門)」の受賞メールを頂いた際には、本当に驚いて、広報2名で手を取り合って、つい「キャーーーーーー!!!!」と叫んでしまい、周りのメンバーに驚かれた記憶があります。ちょうどその時、オフィスはたまたま静かなタイミングだったので、皆さんいったい何事かと思ったようです(笑)
というのも、実は2022年はサクラグ創立10周年を迎えたタイミング、そしてD&Iアワードのスタートアップ企業部門に応募できる最後の年だったんです。しかも前年の2021年度に受賞されているのは、日頃より広報でも参考にさせていただいているあのメルカリさん。
サクラグでは、本当にDEI推進に社をあげて取り組んでいて、メンバーにも浸透しているし、急スピードで前進しています。しかし、本当に素晴らしい取り組みをされている企業がたくさんあるなかで、受賞のハードルはとても高いのだろうな、という思いがずっとあったので、スタートアップとしてのラストイヤーに受賞することができたことは、非常に感慨深かったです。
また、2021年より積極的に応募し始めたDEIに関するアワードや認定ですが、実は社内DEI推進の後押しにもなっているんですよね。各アワードや認定では様々なチェック項目があるのですが、その多くがDEI推進に必要なもの。チェックできない項目があった際には、該当する取り組みを今後社内でもできないか?と相談し、可能なものについては順次実行してきました。
例えば、2021年度のキックオフで実施した全メンバー向けの「LGBTQ研修」と「特権ワークショップ」は、PRIDE指標の「セクシュアル・マイノリティへの理解を促進するための取り組み」チェック項目の1つであった「全従業員への研修を実施しているか」がきっかけです。
D&Iアワード「生理休暇の周知」という項目については、できていなかったことに改めて気づき、さっそく次号の社内報に掲載を行いました。
アワードや認定に応募することは、今自社ができていること、できていないこと、できそうなものの振り返り、そして気づきにもなる大変貴重な機会だと感じています。
ーー応募の機会についてはどのようにキャッチしていますか。
Kuriyama:代表の遠藤から提案いただいたり、詳しそうな中途メンバーに聞いてみたり、ベンチマークしている企業を参考にリサーチしたりしています。
最近では、リサーチに新たにチャットAIを活用し始めました。「日本のDEIに関するアワードを教えて」などの条件を指定して聞くと、今まで知らなかったものを次々に提案してくれるので、とても頼りになるし、何よりも時短になっています。
サクラグは、この先海外進出を視野に入れているので、今後は海外のアワードや認定もキャッチアップして応募していきたいと考えています。
「取得するまでにできること」「取得してからできること」どちらも大切に
ーー会社の市場価値を高める重要な仕事を担う上で、心がけていることはなんですか。
Kuriyama:3つあるのですが、1つ目は、「サクラグについて深く理解すること」です。
私は、アワードや認定は「サクラグが今発信したいこと」を外に伝えるツールの1つだと考えていて。今発信したいことの優先順位・発信できることを掴むために、社内の各事業の動き、企業として大切にしていること、代表が発信しているメッセージなど、普段からアンテナを張ってキャッチアップし、必要な時にアウトプットできるよう積み重ねています。特に、朝礼やキックオフなどは情報の宝庫ですね。入社して間もないころなんかは、社として目指す姿を掴むために「遠藤さん発言備忘録」をかなりまめに付けていました。
自分の中の引き出しをどんどん増やしていくことで、応募用紙を目の前にしたときに「あ、ここにはあの情報が使えるな」と自然に浮かびやすくなりますし、伝えられるサクラグの魅力の幅がぐんと伸びると感じています。サービスや数値を正確に伝えるため、人事部門や各事業部にも都度連携をとりながら進めています。
2つ目は、「最大限に魅力を伝えること」。
何かを伝える時、その表現一つで魅力はガラッと変わると感じています。
特にアワード応募の際には、決まった文字数内でアピールしなければならないことが多々あるのですが、限られた文字数でより魅力的に伝えられるよう、文章のブラッシュアップには時間をかけるようにしています。
3つ目は、「メンバーひとりひとりの意識づけ」。
アワードや認定は、サクラグがこれまでに取り組んできたことを評価されて頂くものですが、取得して終わり、ではなく、取得をきっかけにサクラグメンバーに改めて深く浸透させていくことも大切だと考えています。
メンバー全員にアワードや認定の価値を理解してもらうことは、自社に誇りを持ちモチベーションアップに繋げたり、より意識高く行動するきっかけに繋がってきます。
社内DEIチャットや社内報、キックオフなどを通じてメンバーへ発信するとともに、必要に応じて研修実施などにも取り組み、サクラグ全体の底上げになるような取り組みを続けていきたいですね。
「Sangoportを運営するサクラグ」だからこその挑戦、そして新たなステージに向けて
ー最後に、今後に向けた想いをお聞かせください
Kuriyama:アワードの受賞や認定・認証をうける機会が増えてきたのは、社内DEI推進、そしてSangoportのサービスが軌道に乗ってきたことが大きな要因だと感じています。特に2022年は、前年ノミネートが叶わなかったアワードでも、選考を通過したり、賞を頂いたりということが増えました。
Sangoportのサービスは、性別、年齢、国籍など「はたらく」のあらゆるハードルを持つ方々が活躍できる社会づくりに繋がるものなのですが、私自身、幼い娘を育てながら、親元が遠くて近くに頼れる人がいない、妊娠出産によるブランクあり、そんな状況から「はたらく」ハードルをもつひとりでした。産後、子育てしながらできる時短の仕事探しに、とても苦労した経験があります。
サクラグの一員としてはもちろんのこと、個人的にも「Sangoportを後押ししたい」「日本のDEI推進がもっと進んでほしい」との想いがあり、「Sangoportを運営するサクラグ」だからこそ挑戦したい認定やアワードにはこれからも積極的にチャレンジしていきたいと思っています。
また、会社は現在、上場という新たなステージに向けて動いています。これから、より多くの皆様にサクラグの魅力を客観的にお伝えしていくためにも、様々な認定・アワードにチャレンジしていきたいですね。