全社キックオフで考えた”一歩、大人な会社”
4月11日(火)に行われたキックオフで幹事を務めた、新卒3年目のGunjiです。
キックオフとは、サクラグが年に2回開催する全社総会のこと。全メンバーが通常業務を止めて集まる、サクラグの一大イベントです。そんなキックオフでは、毎回テーマを決めていて、今回は「一歩、大人な会社に」をテーマとして開催しました。
「明日のサクラグを考える」キックオフを目指して
今回のテーマ「一歩、大人な会社に」は、同期の一声から決まりました。(幹事は新卒3年目のメンバー7人でした!)
他にも案は出たのですが、皆これが一番しっくりくるね、と。
昨年10月に私たちは10周年を迎え、それから半年が経ちました。今期のスローガンは「REBORN」。メンバー数や売上など定量的な部分だけでなく、社内の動きや発信から組織の変化をひしひしと感じる毎日です。
私は普段本社に出社しているのでキャッチアップできていますが、この感覚は働き方によってどうしても異なってしまいます。「スローガンの通り会社が生まれ変わるために、全メンバーが明日のサクラグを考えるきっかけとなる決起集会にしたい。」そんな想いが幹事チームの中で共通してあったのだと思います。
自分たちで会社の未来をつくる
当日はテーマに沿ったコンテンツを実施しました。
午前中は「一歩、大人な会社」のカルチャーを考えるワーク。現在サクラグには7つのカルチャーがありますが、大人な会社になるためにはどんなカルチャーを追加するべきかをグループごとに話し合いました。
カルチャーは、ビジョンに並び、サクラグにとって最も大事なものの一つです。そんなカルチャーを一人一人が考えることでテーマに沿ったキックオフに繋がると思い、このコンテンツを企画しました。
さまざまな職種や年次のメンバーがグループに分けられ、各々が思う「大人な会社」をブレストした上で、新たなカルチャーを考案。
各グループの発表では、「自立」「誇り」「相手目線」「社会」といったキーワードが見られ、同じお題でもグループごとの個性が現れた多様なカルチャー案が集まりました。
ビジョン、カルチャーは会社のフェーズや時代とともに進化していくものです。今後サクラグのカルチャーを再構築する際に、今回のカルチャー案が活用されるのがとても楽しみです。
現在のビジョンカルチャーが誕生したのは、2017年の2月。
それまでビジョンを重視していなかったサクラグは、メンバーは「目指す未来」を共有できず、組織はバラバラになり、2015年には代表を含めたった2名に。倒産寸前の危機に追い込まれました。
これを機に、現在のビジョンカルチャーを構築し、社内浸透に力を入れたことで、今のサクラグの文化が形成され、現在も成長し続けています。
これは、採用でも話しているエピソードで、私たちがビジョンカルチャーを大切にする理由です。
当時、ビジョンカルチャーをつくったメンバーは、5年後に100人でカルチャーをつくる未来を想像できたでしょうか。そう考えると、何年か経って振り返ったとき、間違いなく今この瞬間もサクラグのターニングポイントになっているんだろうなと思いながら、皆さんの発表を聞いていました。
会社の未来を個人のキャリアに落とし込む
今回のキックオフで私たちが大事にしたかったのは、会社の未来と個人(業務やキャリア)をリンクさせることでした。それが一歩、大人な会社になるために必要なことだと思っていたからです。
ということで午後は、午前に考えたカルチャーをもとに、「SAKURUG内でのキャリア論」というテーマでトークセッションを行いました。
組織の課題はどれだけフェーズが変わっていっても尽きないもの。けれど、会社の未来と個人のキャリアを繋げることができれば、組織も個人ももっと強くなる。そんな想いから、当日は、人事アドバイザーである大塚さんのファシリテーションのもと、サクラグにおけるキャリア構築のロールモデルである2名のメンバーがトークを展開し、サクラグメンバーとしてのキャリアの考え方、これまでに目指してきた姿をメンバー向けに発信しました。
印象的だったのは、見えない中を走り続けてきたKyokoさんのお話。
「できないベースでどう切り抜けるかを優先して考える」
「どうしたらできるようになるかを考えている間に、何かができるようになるわけではない」
今回のキックオフは、このような熱のある言葉を直接伝えるべく、できる限りオフラインでの開催としました。
普段働く場所や職種、業務が異なるメンバーが同じ時間を共有することができるのは、キックオフの醍醐味ですよね。
実際に、キックオフ後のアンケートでも「トークセッションという形でメンバーの考えを聞く機会が新鮮で面白かった」「事業戦略から組織戦略、そして自分のキャリアに落とし込める話がとても勉強になった」などの意見があがりました。
今回の開催にあたって、「大人な会社」になるためにはどんなコンテンツが良いか、どんな進め方ならメンバー全員が参加できるか、などを何度も幹事チームでミーティングを重ね、正直すごく悩みながら進めていました。それと同時に、新卒2年目でここまで会社全体のことを考えて実行する機会があるとは、入社直後は考えてもいませんでした。そして、この準備の過程が自分たちを、また一歩大人に成長させてくれたと感じています。
今後、さらに組織が大きくなっていっても、会社の未来は自分たちでつくっている!と再認識できるようなキックオフを残していきたいです。