割れたガラス

いつもは綺麗に見えるのに
どうして今日は黒いんだろう?
風は私の肌を汚して 嘘を見立てに服を着る

流れは何処に進んでるのかも
理解できないまま 靴を脱ぎ棄てる

割れたガラスの道を歩いて行こう
血だらけになっても平気な顔で
打算なんかしたくないから ほら ほら 痛くない
割れたガラスの欠片(かけら)は甘さだらけ
私はもっと図太くならなくちゃ
無難なんかでいたくないから ほら 目を剥いて

皮膚は一枚ずつ剥ぎ棄て
これでどうだ。と黒さを魅せる
度肝を抜かれた群衆達 これが世界とあたたかい

ちっぽけな精神を斬り棄てて
上を見上げる為 靴を脱ぎ棄てる

割れたガラスの道を選んだかぎり
いつも土俵際に立たされるけど
端数さえも斬り棄ててまで ほら ほら 生きたくない
割れたガラスの破片が刺さったまま
私はもっとしぶとくならなくちゃ
小数点以下の人生も ほら 悪くない

どうやら私 神経が通ってないらしい
とうに腐ってしまったようで
だけど地べたに這(は)い蹲(つくば)る物じゃないさ

割れたガラスの道は続くばかりで
屁っ放り腰で居たって進めない
嬢ちゃん その靴を履いてても ほら ほら 痛いかい?
割れたガラスの非難も降り出しても
兄ちゃんみたいに逃げ出したりしない
そんなの日常茶飯事さ ほら 慣れちまった
ほら 腐っちまった ほら 感じない ほら 痛くない‼︎

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