ノンフィクション

時々 鼻で笑いたくなるほどに 自分が愚かに思う
だって勘違いも甚(はなは)だしくて 判ってなくて
思い知れ 恥、と嬲り殺したくなる 著しく理解して

ほら また 背後からそのナイフで刺してよ
昔流行ってた butter-fly knifeで突き刺してよ
当たり前だった行為が今では誰もしてくれない
私はとうに透明人間
いないに等しい存在でありたい

卒業アルバムには醜い姿 制服を着た屈辱
膝に未だに残る鉛筆の芯 私に似合う
見るたびに 思い出す過去なのに立場を忘れてしまう

ただ こう生きてるだけでも贅沢なのに
警察に来ては butter-fly knifeも取り上げられ
土下座して 存在してることに謝罪するのにいっぱい
私はいつも目立ってしまうの
いるだけで目敏い存在なのにさ

自分がどの立場かは判っているけど
挙手して なんやら発言してしまう 偉そうに
「生きさせてください。」と身勝手に泣きながら

今 まだ 願ってしまう私への殺意で
感情に任せて butter-fly knifeのリサイクルを
何度も何度も刺してくれたら 真紅に染る服が
ただ道に落ちてるだけなんでしょ?
いないに等しいことが my nonfiction

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