木靴を履いて踊ろうよ
木靴を履いて 痛い 痛い 痛い
隠し通せと 蔵へ閉じ込められ
おまんまは腹いっぱい喰べられないけど
殴り蹴られて それでも逃げられないけど
木靴を履いて踊ろうよ 痛くて 立つのもやっとだけど
木靴を履いて踊ろうよ 気分がだいぶ違うはずだから
一生 蔵から出られなくても 私は恥ずかしくない
小さな頃に 履かされた木靴で
脱いでも ちゃんと歩けない素足を
何度も謝って それが癖になっても
陽に当たれない私は 幼き姿で
痛い痛いも 空きっ腹 あの糸にいる蜘蛛を喰べよう
ムリやり歩き 空きっ腹 お腹の音はまだ鳴り止まない
一生 蔵から出られなくても 私は生き抜いてやる
隙間から入ってくる蟻をも喰べながら日々を繋ぐ
感情が先に亡くなったけど 鼠を骨まで喰らう
木靴を履いて踊ろうよ 生きることはそういうことだと
木靴を履いて踊ろうよ 痛みが続き 喰い込む指で
木靴を履いて踊ろうよ 逃げられないように履かされた
木靴を履いて踊ろうよ 光を知らなくても 運命でも
一生 蔵から出られなくても 私は生き抜いてやる
絶対 蔵から出られなくても 私は恥ずかしくない
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