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2022年6月の記事一覧
【コラボ小説】ただよふ 10(「澪標」より)
鈴木澪さん。
あなたは僕…海宝航の事を芯の通った人間だと思っていたみたいだけど、あなたの方がよほど芯の通った人間だった。
あなたはあの後すぐに、僕の為にきっぱりとアロマを焚くのをやめ、エルバヴェールもつけなくなったと言っていた。
僕はあなたのプライベートの大切な時間を奪ってしまった。
だけど、僕には懸念があった。
我慢に我慢を重ねたら、あなたも妻みたいに壊れてしまうかもしれない。
そこで、僕
鈴木澪さん。
あなたは僕…海宝航の事を芯の通った人間だと思っていたみたいだけど、あなたの方がよほど芯の通った人間だった。
あなたはあの後すぐに、僕の為にきっぱりとアロマを焚くのをやめ、エルバヴェールもつけなくなったと言っていた。
僕はあなたのプライベートの大切な時間を奪ってしまった。
だけど、僕には懸念があった。
我慢に我慢を重ねたら、あなたも妻みたいに壊れてしまうかもしれない。
そこで、僕