
「やばい」なんて訳せません。
もし、読んでいらっしゃる方の中に「英語が話せるようになったら」と思っている方、ご自分に質問してください。
「自分は日本語を大切にしているか?」と
語学を勉強するときに文法はついてまわります。あんなめんどくさいもの、勉強しないで済めばいいですが、なかなかそうはいかなくて。
まず、言葉から行きましょう。
「言葉は変化していくもの」なんていうメディアたちは、若い人たちの間で使われている言葉をちやほやし、すごく自分たちは理解がある大人なんだと思い込んでいる節があります。
例えばですね
「あそこのレストランやばいよね。」
「やばい、やばい、あの車見て。」
「あのファッション、ヤバすぎる。」
これ、英語に直してみませんか? 簡単ですか?
私はできません。私の勝手な解釈で訳してそれが話しての意に沿っているか聞いてみないと分かりませんからね。
まぁ、軽い言葉ですから、意味が違ったところで痛手を受ける人はいないでしょう。
次に文法。
国語で修飾語って勉強しましたよね。これは、どういう役割あります?
副詞って何? 考えなくても日本語話してますから知らなくてもあまり普段の生活に影響はありません。しかし、他の言語を勉強するとなるとそうはいかない。文章の構成を理解しておかないと意味を取るのがどんどんむずかしくなり、長文は嫌い! となる可能性大。
私たちはきちんとした日本語を使うことから始めた方が良いのではないかと最近、特に思います。あいまいな表現でも相手が察してくれるであろうという言語が日本語。でも、英語は逆です。
どうも、英語の勉強を言葉の勉強と捉えていない方が多くありませんか?
言語ですから、正しい語順にするのは当たり前。文法必要ですよね〜・
細かいニュアンスも考えないと。これ、言葉の表現ですよね〜。時制にも神経質にならないと英語の場合はまずい。文法と時系列に考える力。
いろいろなものが絡まっているんですよ。言語って。そこをすっ飛ばしていないかどうか、ちょっと立ち止まって考えてみませんか?