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164. Oh! ミズ フローラ!(お水風呂ーラ)

旅の楽しみのひとつに、思いがけない出会いがあります。
人生を旅とするなら、学校や仕事や趣味、家族となる人とのご縁も全て当てはまりますが、今回は(も?)ユニークな人に出会いました。

旅館でお隣りのお部屋になった方は55才くらいのスポーティーな女性でした。
お食事も売店でのお買い物もお風呂も 不思議なくらいに行動のタイミングがおんなじで、お部屋を出た瞬間に「あら、またお会いしましたね」といった感じでした。

さて、最近の露天風呂はドアがタッチカード式になっているようです。開けるのに少々手こずっているとお隣さんがやってきて「あら、おちかさんも今から?これはきっとこうね」と、住み慣れたマンションのようにスッと開けてくれました。

コロナ以来、お風呂は人数制になっているようで フロントで人数を管理しているのですが、脱衣所は出る人と入る人で 不思議とそこそこ込みあっていました。
「場所あるかなぁ」とモタついていると、
「おちかさん、ここ空いてるわ。はい、お籠をどうぞ」

満席に近い洗い場でこれまたモタついていると「おちかさん、そちら(外の洗い場)は寒いわよ。中が空いたわ」とリードして下さいます。

水とお風呂と明るいお花のような性格にかけて、彼女のことを心の中で「ミズ・フローラ(Ms. (水)風呂ーラ)」と呼ぶことにしました。

さて、お風呂が交代制なのにどうして脱衣所と洗い場が混んでいたのかが、ミズ・フローラによって解明しました。

みなさん、このカラクリわかりますか?

実はこの旅館、お風呂の入り口を開けると左右に非対称の脱衣所があり、それぞれの洗い場の先に第一第二のお風呂があり、さらにその奥の露天風呂でひとつにまとまっているという構造なのでした。

ミズ・フローラがどんどんと奥の温泉に進んで行って、ついには「入った時となんだか微妙に雰囲気が違う脱衣所」に辿り着き、キツネに包まれたような感じだったらしいのですが、その理由がわかったと嬉々として教えに戻ってきてくれたのでした。

色々な行動制限を感じる世情ですが、わたしもお家にこもっていないで、公私ともに直接の交流を取り戻して行きたいなぁと思っています。

#旅 #Oh!_ミズ風呂ーラ

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