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何度だって叶えよう、ここからが愉しいから。

※1つ前の記事の続きになっているので、読んでいない方は読んでもらえるとより分かりやすいかと。↓


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「元気そうでなによりだね」
半年間、ずっと言いたかった言葉だった。


「おかえりなさい」
一ヶ月半の間、ずっと言う日を待ちわびていた言葉だった。


彼らが退所してからというもの(まぁ退所前の数ヶ月も同じようなものだけど)、張り合いのない日々が続いた。
幸い、私自身の夢を叶えるために忙しくしている時期だったため、自分以外のことを考える余裕もなく、時間だけが過ぎていった。それはそれでありがたかった。
そうやって、彼らのいない日常に少し慣れてしまって、でもその穴は塞がらないまま。7月に入った。


突然、新たな事務所に所属したという噂が舞い込んできた。
嫌な話だしつまらない話だが、最近のこの手の業界ゴシップのリークは大半当たる。関係者による情報漏洩が増えているのかなんなのかわからないが。当たる。
非公式なソースからの情報で知りたくなかったな、という気持ちと、それでもまだ少し信じられていない気持ちと、また顔が見れるかもしれない、会えるかもしれないという期待とで、またしても心がぐちゃぐちゃになった。



そして迎えた、7月14日。19時。youtubeでの生配信。


画面に登場した7人は、紛れもなく、私が待っていたその7人で。

所変わって、少し痩せもしたけれど、それ以外はほとんど変わらない。
あの日、時計が止まる前のままの7人で。

シルエットからの登場が、彼らに初めて会ったSummer Paradise 2021の冒頭を思い出させて。

2度目の初めましてに、嬉しい気持ちで、思わず泣いてしまった。

心からの「良かったね」が、「おかえりなさい」が、零れた。

耳馴染みのないグループ名を口に出し、見慣れない衣装を着て緊張した表情で話す基くんは、少しよそよそしくも見えた。
でも、どんな彼でも、自分の目で、耳で、久しぶりに感じることが出来る、本物の、今動いている彼の姿が、画面越しでも、泣いてしまうほどに嬉しかった。
カッコよくて、可愛くて、好きで好きでたまらない気持ちに心が埋め尽くされた。


おかえりなさい。

帰ってきてくれてありがとう。

アイドルを、エンターテイナーを、辞めないでくれてありがとう。


これからどんな日々が待っているのかも、どんな日々を作っていくのかも分からない。でも、それでも、彼らに、彼に、ついて行きたいと思わされた。


そしてそこから、新たな事務所からは、怒涛の勢いで供給があった。
FC動画、tictokの動画、Instagramの投稿、公式LINEで送られてくるメッセージなどなど。
そもそも以前までも公式の供給が多い方ではなかった彼らの、単独の、様々な供給が、気を抜くと追いきれないほど溢れていることが、自分のことのように嬉しかった。

日々更新される写真に、動画に、言葉に、時には配信に、心を救われて、元気をもらった。


そこからしばらくして、
彼らが「IMP.」になってから1ヶ月が経とうとしていたある日。


驚くほどあっさり、彼らの「デビュー」が発表された。


あっさりすぎて正直すぐには実感がわかなかった。
わかないまま1週間が経ち、デビュー日当日になってしまった。

各種ストリーミングで配信が始まり、慌てて曲を聴いて、MVを見て。
歌自体も、歌い踊る彼らの姿も、全部が形容できないほどに輝いていて、良くて。
細々と言葉で說明すると感動や感情はかえってうまく伝えきれないかもしれないが、それでも形容したくなるくらいに、「デビューした人」の持つそれがあった。

嬉しかった。ようやく実感がじわじわ来た。またしても泣いた。

ファンとの関係性や交流を大切にする彼らが歌う、
「If you ever feeling down We’ll be coming to your town」
(もし君が落ち込んでいるときは、僕たちが君の街に駆けつけるよ)
という歌詞からは、今後の活動に向けた明るさが垣間見えたし、

「思い出はまだ疼くけれど」「もう振り返らない」
という歌詞からは、平坦ではない道を選んだ7人の固い決意が滲んで見えた。

無意識のうちに再生ボタンを押してしまうような、ポップでありながら中毒性の高い、軽くて深いデビュー曲の虜になってしまった。控えめに言って最高。



以前、基くんが、雑誌の取材で答えた言葉の中に、
「自分たちの夢や目標を叶える自信は、あります。」という一文があった。

場所も状況も変わってしまった今、当時彼が抱いていた夢や目標と現状は対応していないだろうが、それでも彼の中にあるこの自信と気持ちに変わりはないのだろうと、直感的に思える。

そして、2023年8月18日になった瞬間、紛れもなく彼は一つこの「大きな夢」を叶えたのだ。

今までの悔しさや悲しさも、泥くさい経験も、
一筋縄には進んでこなかったであろうアイドルとしての日々も、
全部全部乗り越えて彼が掴んだ、辿り着いた、その夢。

彼と同じ時代を生きて、彼に出会えて、2023年8月18日を共に過ごせて、本当に良かったと思う。私はつくづく幸せ者だ。

自分の自己肯定感がどれだけ低くなっても、基俊介という人間に出会えたことと、彼を応援できていることだけはずっと誇りに思える自信がある。


自分が可愛く・かっこよく映る方法を知っていて、あざとさがあって、
ファンにはアメとムチを使い分けながら器用に振る舞って、
メンバーとの間でもいじられ役に回ったりツッコミに回ったりと動き回る。
持ち前の学力を活かす場面もあれば、B型らしさを発揮して奔放に過ごす場面もしばしば。

そんな、分かりやすいようでとらえどころのない彼の、手のひらの上で転がされるのも悪くないじゃないか。むしろそんな人生願ったり叶ったりだ。



決めた。

私は、この人についていく。


「PINKy」だった私は、これからは「PINKY.」として。
IMP.のMC担当、基俊介さんを推す人間として。
彼の、彼らの描く未来を、夢を、近くで見ていきたい。
楽しみだなぁ。



最後に改めて。

基俊介さん、そしてIMP.のみんな
デビューおめでとう!!!本当におめでとう!!!!

これからのIMP.の活動が、日々が、幸せに溢れたものになりますように!!!



(P.S. 書きたいことを詰め込んでいたらせっかくのデビュー日更新を逃してしまったが、"寝るまでが今日"の精神で無理矢理デビュー日更新ということにしておこうと思う。)

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