５月１５日

2021年5月15日 19:45

今日もそれなりにこつこつとやっております。
昨日の展覧会もうでの影響が心身に残り、少し体力は足りない、けれども心は静かに沸き立っているような一日でした。
明日から雨になるらしい予報なので、ジャングルと化しつつある荒れ庭の世話を午前中に少しやりました。
草取りの作業は、しゃがんでやりますので、土と草がいつもより近い場所にあります。草と土の気配がダイレクトに伝わってきます。
昨日見て来たピピロッティ・リストのヴィデオインスタレーションが頭に浮かびながら、残したい草と残したくない草を選んで抜いたり切ったりしてゆきます。
草取りをする時にはいつも、草を＜残したい／残したくない＞と命の選別をする自分の罪深さにうんざりしつつ、とは言えそれどころではないので、ごめんあなたは困るの、などと言いながらぶちぶちと抜いて行きます。
自宅の庭ではない場所で遭遇したら、残したくない草とは思わず、そこにある命とかなんとか綺麗ごとを言ったりするのです。
「感じ悪いなぁ」と自嘲気味になります。そして、こんな事でもなければ、己の真の姿とちゃんと向き合う事もしないのですから、しっかり自分の「感じ悪さ」を自覚しておきたいとも思います。
今年は蕗が大量に育ち、ドクダミもぐんぐん生えて来ています。
どちらも＜残さないけど使う＞、有用な植物という扱いです。
土と植物にありがとうと詫びて使わせて貰おうと思います。