音楽のお話:ライヒとラター
聴いている音楽のお話です。
インターネットラジオOTTAVAを5年ほど前から聴くようになり
クラシック音楽をほぼ一日中聴いています。
作業をする時も、ご飯を食べる時も、家事をしている時も。
以前は出かける時もイヤホンでずっと聴いていましたが、最近はそこまで「漬け」ではなくなりました。
OTTAVAを聴き始めた頃は、持っていたクラシック音楽のイメージがすっかり変わって、こんな音楽もあるのか!と驚きと喜びの日々でした。
今でも驚きと喜びは変わりませんが、その都度ぶんぶんと振れる事はなくなりました。
少し、寂しいですね。
慣れてきてしまったのでしょうか。
それでも、ビビッドに動かされる事は時々あります。
今週は金曜日の番組でジョン・ラターのマニフィカートを聴きました。
今年の夏に、OTTAVAがご縁でお友だちになった方が出演される演奏会で
このマニフィカートを聴いて、いたく感激しました。
その時の感覚がよみがえってきて、番組が終わったあとに、NMLでもう一度聴いたりもしました。
この曲を聴きながらもうひとつ、聴きたい曲が浮かびました。
2017年に東京オペラシティで聴いた、スティーブ・ライヒの「テヒリーム」です。
どちらの曲も宗教曲に分類されるのでしょうか。
キリスト教に特に縁のない私ですが、聴くと深い所から浄化されるように感じます。
古典の宗教曲とは全く違って聴こえる音楽ですが、祈りの力があるのでしょう。
祈りには色々な形があって良いのです。
※画像は内容とは関係ありません。
型染版画作品「まわるまわる」です。
ライヒの繰り返す音楽に通じるものがある気がしたのでアイキャッチに使ってみました。
https://zbame.jp/print-mawaru01/