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駆け出し独立系産業医です


開業活動を開始して感じること

4月から、産業医事務所の代表として、複数の会社と産業医契約を締結し、産業医活動を開始し始めたところです。各会社にはそれぞれの企業文化があり、まずは、その文化を観察し把握することに努めています。この初期活動を通じて、感じることは、やはり、「会社によって違うなあ~~」ということにつきます。

当面の私の中での課題

その違いを感じつつ、誠実に自らの産業医としてのミッションをこなすための課題は何かを考えました。次の三つです。
① 会社全体としての産業保健活動に適切にコミットする
② ①を行う前段として、各会社の現状把握の全体俯瞰を優先して行う
③ 産業保健スタッフや事務スタッフと良好な関係性を構築するとともに
  チーム全体としての知識向上に資する。

①を意識化しておかないと、目の前の個別事例対応だけとなり、木を見て森を見ずの状態とならないかを危惧します。某講習会で聞いた話でいえばこんな感じです。川で覚えれている人を一人助けたと思ったら、また次の人が・・・また助けた。また・・・、また・・・ (以下エンドレス)  
もしかしたら、産業保健領域の個別対応もこんな感じに陥ってしまうかもしれません。このたとえ話は、おかしいとおもって、上流を見に行くと、橋が壊れていて、そこから次々と人が転落することがわかり、その橋を補修をすることが何よりも大事であるというオチだったと思います。まさに私の課題意識もここにあって、橋をメインテナンスするような感覚が産業医にはマストではないかと思っています。だから、①の課題意識を持っています。

②と③は、①を実行していく手段として大切なことであろうと思っています。産業保健活動は、産業医一人がプレーヤーとして頑張っても、限界があるでしょう。また、空回りに終わることもあるでしょう。周囲の人たちを上手に巻き込む力も産業医には求められる資質だと考えます。

まあ、こんな感じのスタートアップです。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

#独立系産業医