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秋 冬 春 夏

画家の生活のこと。 応援してくださる皆さまへ向けて書いています。 * 毎月4本のブログを更新 * ( 制作によって変動することがあります。) 2022年からの記事は、全て遡って…
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#制作

師走

師走

師走!

10日くらいかけて少しずつ進めていたアトリエの断捨離が終わり、スッキリしました。ゴミ袋何個分か…抱えていたものを手放して、当たり前になっていた家具の配置もガラッと反対向きにして、シンプルなレイアウトに。私にとって何かを生み出す空間というのは、風の通る静かな空間なんだな…と、ここで絵を描き始めた頃のことを思い返していました。美しい空間が戻ってきて、うれしい。

来年は、展示の予定もちらほら

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満たされると絵が描けない

満たされると絵が描けない

「私生活が満たされると絵が描けなくなる」という話をよく耳にする。私もその感覚がわかる。何か欠けているものを埋める為に描いてきた人にとって、幸せになるということが壁になる時がある。だけど芸術家はずっと不幸なまま?今はそんな時代ではない。描くことが人生であったとしても、人間としての幸せを諦める必要はないと私は思う。

ずっと不幸でないと絵が描けないのならそれは、状況に甘えているのかもしれない。きっと、

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長月

長月

朝晩が涼しくなって、9月。

人生で一番大きなキャンバスを前にして、丸一ヶ月。
アトリエの壁を埋め尽くすその迫力に戸惑って、難しい時間が過ぎていった。

地の底のような絶望の後には必ず新しい景色が待っている。

いつだって決めたことをやり切るだけ。

この厳しくて幸せな日々に、命を燃やす。
それこそが、私の求めていることだから。

* 制作日記 *

舞う

舞う

預金残高は減っていくばかりでも、チャレンジの時間はやってくる。怖くても飛び込むしかない。何も惜しまずに自分の希望へ注ぎ込む。そのために生きてきたのだから。いつまでも、例えば、たったの百円しか無くなったとしても、それを握りしめて絵の具を買うような生き方をしたい。そうすれば必ず生き延びられると私は知っている。

大きな絵を描くと決めてからいろんなことを考えた。

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