シェア
仙波さくら
2024年6月30日 09:25
私の作ったもので、誰かのテンションがちょっとだけ上がるとか、心がほわっとほぐれるとか、一瞬のときめきで気分が上向きになるとか、そういうことが起こることは、私の幸福そのものだと何度も再確認している。噛み締める。私もそうして誰かの絵に救われてきた。私を救ってくれた絵の意味なんてわからなくても、私は救われてきた。絵はそういうものなんだと思い出す。わかり合うのではなく繋がるための媒体なんだと思う。誰の中に
2024年1月15日 02:31
換気扇を回して、少し窓を開ける。つけたてのストーブから、灯油の香りがする。徐々に赤くなり、暖かくなる。少し甘くしたインスタントコーヒーを口に含んで、筆をとる。ツンとした冬の空気を吸い込んで少しずつ忘れていく。目を真っ赤にして泣いた日にうんざりして見上げた天井なんでも出来る気がしたあの日に踊ったコンクリートの床優しくも、厳しくもないこの世界は、自分次第で天国にも地獄に
2023年5月7日 20:51
5月だ。自分の中で何かが切り替わった音がした。先月までのチャレンジも無事に終了し、私は本当に多くの愛に触れました。私にとっての幸せってなんなのか、何をしたいのか。どこまで立ち向かえるのか。色んなことを考え、感じた1ヶ月でした。もの凄く力を振り絞って人生を動かしているようで、実は動かされている、運んで頂いているような感覚もあった。この追い風に乗って行けるところまで行きたい。今度は、今ま
2022年12月4日 02:05
一気に冷え込む12月。アトリエは相変わらず、極寒。そろそろストーブを出さなくちゃ。なんだか最近、少しずつ世界が拓けてきている感じがする。どうかいい夜明けであってほしい。神さまがほんとうに居るなら。やりたいことがたくさんあるんだ。キャンバスに向かって絵を描いているときにふと思った。今私が居なくなってしまったら、この作品が最後になるんだな。そう思うと、1秒ごとに選ぶ色も筆の運び方にも