作家の日
きょうは〈作家の日〉。
会館へ打合せに行ったら、冷たいお茶をだしてくださった。それから、もう10年以上も会えていなかった照明さんとも 会えた。一緒に仕事ができる。
とても嬉しかった。
地域に根づいた施設も、中の人は入れ替わっていく。長く、多くを担っている人が 急な病で不在になることもある。予定どおりの定年が訪れ、それでも後任が決まらないこともある。
安全や 技術の進歩をもとめて 大きな工事を決断しても、いざ実行される大切な時期には 決めた人たちはもう誰もいない! なんてことだってあるのだ。
そこを 彼女が支えにきたんだと知ってせつなく、祈るような気持ちになった。
私とは 病気の種類はちがうけれど、彼女もそれが理由で 空白の時間をえらんでいた人だから。
✨🔦
手足を動かし、額に汗し、重い機材をはこんでは 笑ったり愚痴ったりして ものを作った時間が、彼女への信頼をくれる。
私の気持ちを明るくしてくれる。
会館にとって、いい人がきてくれたなと 私はうれしい。だから、彼女にとっても そうなりますようにって、心から祈っている。
すこやかな心身は、互いにほんのちょこっとずつささえあって、応援しあって、私たち自身で作っていこう。
時間を おしむように
お財布を まもるみたいに
やくそくをおぼえておくように
わたしたち 自分自身をたいせつに。
私より少しまえの世代では、舞台の上で好きなことつづけたきゃ~ 家庭なんてもてないよ なんて、言われていました。もちろん 男女をとわずです。
土日に働く。拘束時間は長い。
当たれば 旅がつづく。
体力勝負。
でも、いまは いろんな関わりかたがあると知っています。私にとって〈作家の日〉は、数年に1度訪れるかもしれない特別な日。
だけど、それもまた 日常だし
まぎれもない 現実なのです。