ニャンコの日に、ニャンコ愛を語る
誕生日も、どこで生まれたのかも、
誰にどう育てられたのかも、何もわからないロイくん。
10年前、
動物好きの飲食店のオーナーが、
高速道路を疾走していた猫を、高速道路の整備員に捕獲されたのを目撃した。
「あの猫はどうなってしまうのか?」
心配になって、高速道路管理会社に問い合わせたら、保健所に引き渡すとの事だった。
保健所という事は安楽死。
かわいそうに思って、そのオーナーは、その場でもらって来たのだそうだ。
メスだったら、自分で飼おうと思ったけど、オスだった。
(このオーナー、その当時、犬14匹、猫6匹飼っていて、全部メスだった。動物愛護の精神が半端なく、ペットショップで何ヶ月も売れなくて、成長してしまった犬猫を、かわいそうだといって買って来てしまう)
そこで、猫好きで猫を飼いたい!と常々話していた私に声がかかったというわけだ。そして、ワクチンのみならず、去勢手術の費用も負担してくれ、ロイちゃんは我が家の猫になった。
生後2ヶ月で我が家にやってきた。
どんな2ヶ月を過ごして来たのだろう?人への警戒心がやたらと強い子だ。
生まれて2ヶ月、たくさん怖い思いをしたのだろう。
びびりちゃんで、
我が家に来て、数日は風呂場の前に置いてあったラックの下に隠れたきり、出てこなかったっけ。
我が家に来て10年、家族には心を開いて甘えてくれる様になった。
その姿は愛くるしい。
オイタもいっぱいしたね。
器用にアルミサッシを開けて、ベランダに脱走したり、
スズメも何羽も仕留めてきた。
セミのキャッチはお得意。
台所にジャンプして、洗い桶に落ちてびしょ濡れになったり、
トイレットペーパーを、カラカラするのを楽しんだり。(家に帰ると解されたペーパーが山になってた)
最近では、お年のせいだろうか?大人しく甘えた声でなでなでをせがむ様になり、オイタもしなくなった。
そして、寝てばかり。寝ていてもかわいい。
人のお水を飲んじゃったり、
テレビに映る鳥を追いかけたり、
いつもほっこりとさせてくれる。
ふわふわの毛並みが気持ちいい。
いつまでも、ペロペロと手を舐めるのはどうかと思うけど。手はいい、腕とか皮膚の柔らかいところは、ザラザラした舌で舐められると、くすぐったいよ。
ロイちゃん、我が家に来てくれてありがとう。
これからも一緒に仲良くしていこうね。
ニャンコの日に、愛を込めて。
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