京都の朝は、朝がゆで
京都の愛宕山を登って、
愛宕神社で、火伏せのお札を頂いた次の朝。
ゆっくりと起きて、朝がゆを食べに
南禅寺側の「瓢亭」さんに向かう。
9時、もうすでに暑い。
静かで落ち着いた街並みの中に、瓢亭はある。
歴史のある、落ち着いた古民家、大好き。
入り口では、ピンクの絽の着物を着た中居さんが迎えてくれる。のれんをくくると、そこはコンクリートの街とは別世界、こじんまりした池には、白地に赤や黒の斑点のあるコイが優雅に泳ぎ、池の周りの苔と木々と相まって、涼やかな風景を作っている。
わー、きれい、素敵、大好き。
案内された別棟の個室は、こじんまりした4畳半程のお部屋、昔は茶室だったのだろうか、天井が低く背の高い私は早速頭をぶつけた。
瓢箪型のお盆で運ばれてくるお料理。
どれも、お出汁の味がやさしくて、素材そのものの味が楽しめる。
美味しいー!
空腹を我慢していて良かった〜と思う。
夏の風物詩、鮎の塩焼き。
程よい大きさの鮎は、パリッと香ばしく焼けていて、頭からしっぽまで美味しく頂いた。
そして、最後にお粥さんが運ばれてくる。
ツヤツヤでふっくらしたお粥が、美味しい。べっこう飴がいい出汁加減で、これまた美味しい。
こんなにたくさん食べられない、と思ったが完食してしまった。
朝がゆでお腹いっぱい、優しいお出汁の味で、幸せだ。
その後、南禅寺や平安神宮が気になったが、なんせ暑いので、京都の中でも涼しいという貴船に向かう事にした。
貴船と言えば、川床。
貴船口からバスに乗ると、川沿いに、色とりどりの川床料理の店が見える。
京都で1番のパワースポットだと言う貴船神社は、外国人観光客で混み合っている。その隙間を狙って写真を撮り、お参りをする。
山の緑と、清流の流れが気持ちいい。
川から上がってくる風が涼しい。その中に赤い鳥居がよく映える。
素敵な場所だけど、もう少し人が少ない時に、落ち着いてお参りしたいなぁ。
川沿いの道は、気持ちいい。プラプラと散策する。
このまま、
川床で休憩しようと思うが、
朝がゆでお腹は空いていない、カフェ利用だけ出来る「兵衛カフェ」で抹茶アイスで涼んだ。
川床ではないけれど、川の上から流れを眺めながら、涼しい風にあたった。
今度、川床に来るときは、お腹を空かせて来よう!と思った。
今回の京都は、
愛宕山登山〜愛宕神社の千日詣、
貴船神社〜川床と、初めて歩くエリアで京都らしく、とっても楽しめた。
京都の町を囲む様に低山があり、次回はこの低山を歩きながら、京都の町を眺めて見たい。(貴船神社から、鞍馬山もすぐだった)
鳥獣戯画で有名な高山寺も、愛宕山の近くだったり、歩きながら史跡巡りもいいなぁ。
でも、夏の京都はやっぱり暑い💦
涼しい時期を狙って、また訪ねてみたい。