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猫にとって、トイレは「神聖な場所」

「トイレ環境が悪いと膀胱炎などの病気になりやすくなる」と、猫ちゃんを飼っている方であれば一度は聞いたことがありませんか?

猫ちゃんにとってトイレは住環境の中で体調までも左右させる、特に大事で繊細な場所であることから、「トイレは猫の神聖な場所」とまで言われています。

野生猫にみる、理想の排泄行動


では、どのようなトイレが理想的なのでしょうか?

みなさんも見たことがあるかもしれませんが、本来野生の猫の排泄行動は、公園の砂場や畑といったオープンな場所で、においをかぎながら土を掘って排泄し、においをかぎながら自分の排泄物を埋めた後、ゆっくりその場所から立ち去ります。

このような排泄行動が見られるような環境に、できるだけ近い状態を作ってあげることが望ましいのです。

以下、理想のトイレの条件をまとめてみました。あくまでも理想ですので、ご参考までに。
可能な範囲で試していただけましたら幸いです。

理想のトイレ 6ヶ条

①トイレの大きさ

おすすめは猫ちゃんの頭からおしりの長さの1.5倍くらいです。(海外では2メートル四方とも言われています)

②トイレの形

囲いやふたのあるものは猫ちゃんが動きにくく、空気がこもるため、できれば避けたいところです。しかし砂が飛び散らないようにしたいという場合は、大きいトイレであれば比較的平気であると言われています。

③トイレの砂の種類

一般的に、猫ちゃんは粒子が細かい砂を好みます。猫の祖先は砂漠に住んでいたということなので、本物の砂に近いものが良いのでしょうが難しいと思いますので、できれば細かい砂を選んでいただければと思います。

④砂の交換頻度

できれば使用ごとが望ましいです。一度汚れた砂は猫ちゃんにとっては好ましくはありません。

⑤トイレの数

「猫の数+1」が良いと言われていますが、すべてがきれいな状態で、のことであり、多頭飼いの飼い主様は容易ではないケースもあるでしょう。その際には猫同士の中でも仲良しグループがあると思うので、その「グループの数+1」でよいとされています。

⑥設置場所

猫ちゃんが普段休んでいるエリアから比較的近い場所が望ましいと言われています。そして洗濯機や乾燥機のような、音や振動が起こる家電製品の近くはできれば避けた方が良いです。加えて、他の猫ちゃんが邪魔をしてしまうことがないよう、できるだけ見ていただけると良いでしょう。

以上、猫ちゃんを飼う上でのトイレトリビアでした!

さて、私はこれから院内のトイレ掃除に行ってきます(笑)

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