ゲーミングラボというゲームのことを何でも研究するという大学生の集まりに行ってみた
みなさまこんにちは!
令和3年1月26日夕方ごろに「改めてeスポーツというものを見直してみることにしたから、eスポーツチームやeスポーツに興味のある人は見てくれ」というタイトルの記事を公開しますので、興味のある人はご覧ください。
第一章までは無料で公開しております。
ここまでの内容でも結構なボリュームなので、無料公開分だけでも充実した内容をご覧いただくことが可能だと思います。
さて、唐突の宣伝が終わったところで、今回はゲームを研究し尽くす大学生の集まりがあるという情報を入手し、これがSNSなどでも公開せず暗黙知を仲間にだけ共有するという変態サークルのところへ遊びに行きました。
どれくらい変態なのかを語っていいといわれた部分までですが、ここでご紹介しようと思います。
はじめに
ゲーミングラボと言っておりますが、正式名称は違うみたいです。私にはゲーミングラボと言っておきながら、この集団を紹介してくれた共通の知人には別の名称で伝えていたところを見る限り、秘密結社のような動きをしたいのでしょう。
少し、、、いや、大分中二病が混ざっております。
このゲーミングラボは東京都のとある場所にあるのですが、メンバーの数は5名であり、とあるマンションの一角を拠点としております。
表札とリーダーの名前が同じなので、おそらくリーダーが一人暮らしをしているマンションを拠点にしているのでしょう。
さて、この独自サークル何を目的としているのかというと
「ゲームに関連するものはすべて我々の知識として保管しよう」
ということを目的としているようで、私にはどういう研究を行っているのか内容については共有してくれたものの、その結果については共有してくれませんでした。
てっきり、研究結果を売るために秘密にしているのかと思えば、ただただ暗黙知にして5人の間で共有したいだけのようです。
ね? この時点で変態のにおいをムンムン感じるでしょ?
では、そんな変態5人衆が1日で私に教えてくれた研究内容について、これから3つご紹介していきます。
1.ゲーミングマウスとマウスパッドの相性検証実験
どのゲーミングマウスとマウスパッドが相性抜群なのかを調べるこの実験。
検証の様子がものすごくシュールであること以外は、普通に興味深い内容であると思いました。
検証方法として、まずはマウスを操作するプレイヤーの特性を大きく分けて3つに分類し、その特性に適した相性かどうかを独自の基準で決めているようです。
まず、3つの分類を聞いたらすんなり教えてくれたので共有します。
1.ハイセンシ型
2.ノーマルセンシ型
3.ローセンシ型
センシとは感度のことで、好感度、通常感度、低感度の3つの分類で分けているということになります。
これは結果じゃなくて過程であり、この3つに分類する基準については共有しないからという理由で教えてくれたこの分類ですが、その基準に達しているか動画を調べる方法がなかなかにぶっ飛んでます。
マウスとマウスパッドの基本的な情報を入手しているというのは大前提の話
例えば、マウスパッドの素材やマウスの裏にある素材、マウスの部位ごとの素材や重量など、公開されている情報は全てインターネットや購入時に付属されている説明書やパッケージなどから読み取ります。
そして、ここからぶっ飛びポイント1
まず、マウスをすべて分解します。
これ以上分解できなくなるまで分解し、すべての部品の素材と部品の重量を計測しだしました。
さらには、分解しながらマウスの設計図を書き起こす担当になにやら呪文みたいなものを唱えて、その呪文を受信した作図担当者はCADを操作して平面図を書き起こし、CADの機能でそれを立体図にして再度組み立てができるかなどを確かめていました。
立体図にしたときに5人全員が地球の言葉とは思えないほどの言葉で会話を初めて私が少し引き始めたところで、マウスの感度を変えながら動かしだしました。
マウス分解以外は普通なんだなと安心していると、リーダーの男の子が徐に机の下から取り出したのは「顕微鏡」です。
あ た ま お か し い ん と ち ゃ う か ?
この顕微鏡の使い道は勿論「マウスパッドを詳しく見るため」
この状況で顕微鏡を持ち出すとしたらマウスパッドの表面を詳細に観察するために決まってますよね?
と、いわれたときの私の頭の中は真っ白でした。
そして、そのあと彼が引き出しから取り出したのは部屋隅からコツコツ集めている「埃」の入ったケースでした。
喘息持ちが見たら発狂待ったなしのそれをピンセットで少しだけつまみ出すと、既定の量をいくつかそのマウスパッドに振りかけます。
A,B,Cの3区分にそれぞれ違った量を振りかけ、手とマウスで馴染ませた後、それぞれマウスを感度を変えて転がし始めました。
そして、ハイセンシを担当していた子が一言
「あ、この埃の量だといい力加減になるから、このマウスとマウスパッドだとハイセンシ使いは部屋が汚い人じゃないと難しいかもしれない」
と、いうんです。
あ、私の前で結果言ってくれるんだ。
と、思ったのは内緒。
共通の知人からは紹介してもらったときに「変態だから気を付けて」って言われてたけど、もっと真剣に聞いておくべきだった。
そう後悔をしていたら、いつの間にか2つ目の実験準備をしておりました。
2.FPS中イラついたことを想定して、台パンした場合、どれくらいの力で木のテーブルは壊れるのか
あー
えーと
これを聞いたとき私は何も言えなくなりました。
検証方法は容易に想像できたので、一つ質問してみることに
「手、痛くならない?」
すると、一人の研究員がこういいます。
「この前は手で検証したので痛かったんですけど、今日はマウスなので大丈夫だと思います。」
は い ?
マウスで台パンする気なんですか?
「今回検証するのは前回同様ニ〇リで売っているテーブルなんですけど、どのマウスが一番台パンの威力が高いのか知りたくて、それを今からやってみようと思います。」
いや、もうね。
YouTubeやれば? 絶対再生回数伸びるよ?
そう思いましたが、こういうのは倫理的に問題があるんでしょうね。
知らんけど。
そして、近所迷惑よろしくと言わんばかりに様々なマウスを様々な角度で机にたたきつけていきます。
マウスが壊れるか、机が壊れるかで言ったら絶対マウスが壊れるに決まっているのに、マウスが壊れ始めたらみんなして「あーそうなるのかぁ。」って言っていたところを見ているとなんだかかわいく見えてきました。
「このマウスの耐久性はこの程度だったけど、それはこの設計図からしたらこの部分の脆弱性が問題だからか?」
「いや、それもあるけど、その脆弱性よりここの部品の素材をプラスチックじゃなくて金属にすればもう少し耐久性は上がると思う。けど、制作コストと操作性が若干変わることから、ハイセンシ向けではなくノーマルセンシ向けになることは間違いないだろう」
とか、言い始めた時点では私はAirPotsを装着してATフィールドを展開し始めました。
そもそも、どのくらいの台パンの強度なら木製テーブルは壊れるのかという趣旨から外れている時点で私に対するどっきりを疑いましたから笑
3.VALORANTでACEを出した時の興奮度を計測!
私は人生で初めてPositive感情を計測しようと思い立ったという理由で自宅の部屋にサーモグラフィーカメラと心拍計を備えた大学生を見ました。
5人の中でイモータル帯の子がいるらしく、その子に伝授してもらったVALORANT初心者がランクを何度か回していき、その中で5回ACEをとるということをノルマにして心拍とサーモグラフィーで計測をしだしました。
イモータル帯と初心者の横で3人が真剣にモニターとにらめっこし、なにやらうなずいています。
「これ、ついでに普段のFPS中の緊張度とかの計測もできるよな。」
と、なにを当たり前のこと言うとんねんという発言を聞いて、この子たちは頭いいのか悪いのかわからなくなりました。
結果はどうなったのか教えてくれませんでしたが、中々興味深いデータがとれたようです。
まとめ
と、まぁ。
YouTuberになったら絶対受けそうだなと思えた子たちだったので、私もどうせ何かしらの動画を投稿するのであれば、ここまで振り切ったなにかをしたいなといい意味で勉強させていただいた時間でした。
ここまで変態にならなくてもいいような気もしますけどね笑
ただ、いくつか実際に結果が気になるようなことも話を聞く限りではしていたので、ぜひこれからも頑張っていただきたいと思います。
が、私はもう少しまともな実験をしたいなと感じました。