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寒い夜、トイレに起きたくない…寒いから仕方ないって、あきらめてない?

運動が効果的!

夜間に頻尿が起こる要因として、日中に下半身にたまった水分によって、夜間に横になることで尿が大量に作られるケースがあります。
その場合、就寝4~5時間前の夕方にウォーキングすると、全身に水分が回り起きている間に尿として排出することができ、症状が改善することがあります。また、夕食後の水分摂取を抑制することも、助けになります。

治療も検討

3日間排尿日誌をつけてみましょう

夜間頻尿には、3つのタイプがあります。
「夜間多尿」:夜間の排尿が一日の総尿量の33%を超える。
「畜尿障害」:昼間も頻尿。1回の排尿量が200ml以下。前立腺肥大や過活動膀胱などが原因。
「睡眠障害」:夜間多尿ではなく、昼間の頻尿もない。睡眠が浅く軽い尿意で目覚めてしまう。
まずどのタイプなのか診断を付けてもらうために、日中や夜間の排尿時間や量など、3日間排尿日誌をつけてみましょう。それを持って泌尿器科を受診すれば治療を早く開始できます。

得意分野を確認して受診しよう

頻尿のような内科的疾患(重症な病気が隠れている場合を除き)が得意な医師、がんのような腹腔鏡が良いか、開腹手術が良いかの見極めが大きなポイントとなる外科的地用を得意とする医師、いろいろタイプが分かれます。他の科なら、心臓血管外科、循環器内科といったように、科でわかれているのですが、泌尿器科の場合、その医師の専門分野を確認してから受診しましょう。

泌尿器科は、内科も外科も分かれていない

泌尿器科は、内科的治療と外科的治療の両方を診断から治療まで一貫して全て行います。前立腺がんと腎がんの治療の比重は病院によって違います。どちらかというと、腎がんは前立腺がんよりも進行してから見つかることが多く、血流も多い、腎がんの手術の方が難しい傾向にあります。

泌尿器科の矜持

ある泌尿器科の医師に取材して、言われました。「泌尿器科は、内科的治療と外科的治療の両方を診断から治療まで一貫して全て行なっている。それが誇りだ」と。
いずれにしても、主治医は、長く信頼関係が結べる方を見つけたいものですね。