音楽書案内 宇野功芳 中野雄 福島章恭 クラシックCDの名盤シリーズ 文藝春秋社
前回ご紹介した講談社のシリーズは「クラシックの名曲名盤」、文藝春秋社のシリーズは「クラシックCDの名盤」という題名です。こちらは、名物音楽評論家の宇野功芳さんに加えて、宇野さんとほぼ同年代で音楽プロデューサーとしてクラシックの録音現場に詳しい中野雄さん、若手合唱指揮者の福島章恭さんの3名が、お題である曲について、それぞれ他の2名の意見も見ながら名盤だと考えるCDを挙げてゆくという、なかなか興味深い作りのシリーズでした。
宇野さんが推薦するものは講談社シリーズとほぼ同じ、中野さんが推薦するものは往年の名盤と言われているものが多く、福島さんが推薦するものは新しい時代のものを含み少し尖っているという傾向があり、楽しい本でした。
読んでくださってありがとうございます!サポートしていただけるととても嬉しいです!