本日の一曲 vol.97 ピアノ・トリオ集 (1/5) メンデルスゾーン ピアノ三重奏曲第1番ニ短調 (Felix Mendelssohn: Piano Trio Nr.1 D moll, 1839)
ピアノ三重奏曲(ピアノ・トリオ)という分野の名曲を5曲紹介していきたいと思います。今回は第1曲目として、メンデルスゾーンのピアノ三重奏曲第1番ニ短調です。
メンデルスゾーンは、1809年にユダヤ人の家系に生まれ、1947年に38歳で早世してしまった作曲家で、おそらく最も有名な曲は結婚行進曲でしょう。この曲が入った真夏の夜の夢は前にご紹介しました。
このピアノ三重奏曲も、メンデルスゾーンの有名曲の一つです。通称「メントリ」と呼ばれてます。この曲の出だし、チェロが抒情的なメロディーを奏で、それにヴァイオリンがさらにメロディーを乗せてくるところから、心を鷲掴みにされると思います。
この曲の魅力について藤谷治さんの青春小説「船に乗れ!」にたっぷりと描かれています。
その「船に乗れ!」で引用されていた演奏は、カザルスのホワイトハウス・コンサートです。
日本の若い演奏家の演奏もぜひお聴きになってみて下さい。ヴァイオリン・辻彩奈さん、チェロ・上野通明さん、ピアノ・桑原志織さんです。
(by R)
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