本日の一曲 vol.510 クナッパーツブッシュ:ワグナー:ヴォータンの告別と魔の炎の音楽 (Richard Wagner: Die Walküre, 1870)
バイロイト音楽祭
今年2024年7月7日に東京都知事選があり、石丸伸二さんが次点と大躍進し、10月27日の衆議院総選挙では与党過半数割れ、11月17日の兵庫県知事選挙では斎藤元彦さんが再選を果たす結果になりました。そして、今月はいわゆる「103万円の壁」(これは所得税を計算する基礎となる「所得」金額を一律に減額する控除金額の問題です)をめぐって攻防が繰り広げられ、その中で「失われた平成時代」に対する反省がなされるなど、時代が変わる予感がしますが、果たして来年はどうなるのでしょうか。
アメーバ・ブログで気になる記事を拝見しました。
日本では一度も開催されることのなかったバイロイト音楽祭が2025年から3年にわたって中国・上海で開催されることなったそうです。また、今年は、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団も日本には立ち寄らずに中国で公演をしましたし、日本ではなかなかお金が出せないので、ヨーロッパのオーケストラが来ないという事態になっています。最近、欧米のオーケストラが日本に来ても、チケット代が高額になっていますし、こんなところにも日本の衰退が現れています。特にワグネリアンの聖地であるバイロイトが日本ではなく、中国に引っ越してくるとは、なんとも切歯扼腕です。
クナとウィーン・フィル
本日は、古き良き時代の名演奏として、ヴォータン役のジョージ・ロンドン(George London, 1920年5月30日生~1985年3月24日没)さんの歌、ハンス・クナッパーツブッシュ(Hans Knappertsbusch, 1888年3月12日生~1965年10月25日没)さん指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(Wiener Philharmoniker)の演奏によるリヒャルト・ワグナー(Richard Wagner, 1813年5月22日生~1883年2月13日没)さん作曲、楽劇「ワルキューレ」第3幕より「ヴォータンの告別と魔の炎の音楽」をオペラ対訳プロジェクトさんの歌詞付きの動画でご覧ください。ワグナーさんの音楽にどっぷりと浸かることができる名演奏です。
「ニーベルングの指環」はこれまで何度か記事にしましたので、こちらもご覧ください。
年末のご挨拶
冒頭でふれた今年の選挙ですが、どの選挙も若い世代が投票に行った結果だと思います。投票率ということでは、いつもの選挙と同じく4割~5割の低水準なのですが、今年の選挙では、10代から40代の投票率がほんの数パーセント伸びているようです。若い世代の投票率がたった数パーセント伸びただけで、結果が左右されることが実証されたと思います。元気のない日本をまた元気づけるため、若い人は投票に行きましょう😊
この記事が今年最後の「本日の一曲」の投稿となります。今年一年のご愛顧、たいへんありがとうございました。来年も毎日投稿を続けますので、どうぞよろしくお願いいたします。みなさま、よいお年をお迎えください!
追伸 (2025/01/05)
哲学者黒崎政男さんのベルリンでの「ニーベルングの指環」観劇記が公開されていましたので、ご紹介します。
追伸 (2025/01/06) デモクラシー
有料記事なので全部読んではいませんが、毎日新聞がデモクラシーを否定する記事を出したようです。
(by R)