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本日の一曲 vol.100 ヒリヤード・アンサンブル ペロタン (The Hilliard Ensemble: Perotin, 1989)

ヒリヤード・アンサンブルは、1973年から2014年までの約40年間活動したイギリスの男声アンサンブルで、主に中世音楽やルネサンス音楽を歌っていました。

本日ご紹介する「ペロタン(Pérotin)」とは、12~13世紀(日本でいうと鎌倉時代です)のたぶんフランスの作曲家で、ラテン語では「ペロティヌス(Perotinus)」と呼ばれています。音楽史的には、「ノートルダム楽派」の「ポリフォニー音楽」ということになっています。「ノートルダム楽派」とは、パリのノートルダム大聖堂で活動していた音楽家のこと、「ポリフォニー音楽」とは、複数の声部からなる音楽、つまり一度に何人かの人が歌うというです。

ヒリアード・アンサンブルの驚くべきところは、音楽史はさておき、ノン・ビブラートで美しい合唱を聴かせることであり、その音楽は、まるで別世界に連れ去られてしまうような体験を与えてくれます。ぜひ実際にお聴きになってみてください。

いかがでしたでしょうか。音楽自体は歴史的な古いものですが、その歌声からは未来や永遠のようなものを感じませんでしたか?

ヒリヤード・アンサンブルの音楽は、おそらくいつも聴くような音楽ではないとは思いますが、ヒーリングや瞑想にはぴったりかと思います。

(by R)

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