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本日の一曲 vol.478 マグマ 地球文明の崩壊 (Magma: Mëkanïk Kömmandöh, 1973)

マグマは、1969年に結成され、解散、再結成を経て、現在も活動中のフランス・プログレ・バンドです。マグマのリーダーは、ドラマーのクリスチャン・ヴァンデ(Christian Vander, 1948年2月21日生)さんです。

クリスチャン・ヴァンデさんは、1967年に敬愛するジョン・コルトレーン(John Coltrane, 1926年9月23日生~1967年7月17日没)さんが亡くなってしまい、ショックを受けてイタリアへ放浪の旅にでかけたところ、1969年の春の朝、「コルトレーンの仕事はお前が継がなければならない」という啓示を受けて結成したバンドがマグマである、というエピソードがあります。

本日ご紹介する曲が収録されているアルバムは、混声合唱と短いテーマの反復が特徴の迫力ある音楽ですが、「宇宙からきたコバイア星人の侵略」というテーマで、彼らの言語であるコバイア語(架空言語)から構築されています。このアルバムの邦題は、「呪われし地球人たちへ(Mëkanïk Dëstruktïẁ Kömmandöh, .M.D.K.)」という、なかなかの題名がつけられています。

曲は全1曲ですが、7つの部分に分かれています。その中から6番目の「地球文明の崩壊」です。

合唱と反復による迫力はただならぬもの、まさしくエイリアン的なものを感じます。

アルバムのプレイリストと、原題と1974年に日本でリリースされた当時の邦題です。邦題がなかなか奮っています。

  1. 呪われし人種、地球人(Hortz Fur Dëhn Štekëhn Ẁešt)

  2. 永遠(とわ)の黙示あらば(Ïma Süri Dondaï)

  3. 惑星コバイア(Kobaïa Is de Hündïn)

  4. 賛美歌(Da Zeuhl Ẁortz Mëkanïk)

  5. 救世主ネベヤ・グダット(Nebëhr Gudahtt)

  6. 地球文明の崩壊(Mëkanïk Kömmandöh)

  7. 森羅万象の聖霊クロイン・クォアマーン(Kreühn Köhrmahn Ïss Dëh Hündïn)

音盤案内です。

マグマというと、日本では、吉田達也さんがマグマのフォロワーとして有名です。吉田さんのルインズのこちらの記事もご覧ください。

(by R)

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