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本日の一曲

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さくらMusic officeでは、新企画「本日の一曲」をスタートしました! この「本日の一曲」では、ジャンルにこだわらず、時にはアーティストや時代背景にも触れながら、誰もが知…
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#ロック

本日の一曲 vol.554 ヴァニラ・ファッジ:キープ・ミー・ハンギング・オン (Vanilla Fudge: You Keep Me Hanging On, 1967)

ヴァニラ・ファッジは、1967年にデビューアルバム「アート・ロックの旗手(Vanilla Fudge)」をリリースしたアメリカのバンドで、オリジナルメンバーは、生まれ順で、ベースのティム・ボガート(Tim Bogert, 1944年8月27日生~2021年1月14日没)さん、ギターのヴィンス・マーテル(Vince Martell, 1945年11月11日生)さん、ドラムのカーマイン・アピス(Carmine Appice, 1946年12月15日生)さん、オルガンのマーク・スタ

本日の一曲 vol.539 ザ・バンド:ザ・ウェイト (The Band: The Weight, 1968)

先週、ガース・ハドソン(Garth Hudson, 1937年8月2日生~2025年1月21日没)さんがお亡くなりになり、ボブ・ディラン(Bob Dylan, 1941年5月24日 生)さんのバック・バンドとして有名になった「ザ・バンド(The Band)」のオリジナル・メンバーは全員鬼籍に入りました。 「ザ・バンド」のデビューアルバムは、1968年にリリースされた「ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク(Music From Big Pink)」です。 このときのオリジナ

本日の一曲 vol.521 フリー:緑の丘の上に (Free: Over The Green Hills, 1968)

フリーについては、一度記事にしたことがありました。 本日ご紹介する「緑の丘の上に」は、アルバム「Tons Of Sobs」の最初と最後にパート1とパート2に分けて収録されていたものでした。2000年にリリースされたコンピレーション・アルバム「ソングス・オブ・イエスタデイ(Songs Of Yesterday)」に2つに分ける前のバージョンが収録されていたのでこちらをご紹介します。 アルバム「Tons Of Sobs」は1969年3月にリリースされたフリーのデビューアルバム

本日の一曲 vol.520 ドクター・フィールグッド:第9号房の暴動 (Dr. Feelgood: Riot In Cell Block Number Nine, 1975)

ドクター・フィールグッド(Dr. Feelgood)という表現は、英語で「快感」を意味する "feelgood" を姓にして、医者や博士の敬称 "Dr." をつけたものです。隠語として「麻薬」や「麻薬を処方する医師」という意味で使われることもあります。 ピアノ・レッド(Willie Lee Perryman "Piano Red", 1911年10月19日生~1985年7月25日没)さんが「Dr. Feelgood and the Interns」というバンドでシングル曲「

本日の一曲 vol.337 フリートウッド・マック グリーン・マナリシ (Fleetwood Mac: The Green Manalishi (With the Two Prong Crown), 1970)

フリートウッド・マックは、デビューアルバムのリリースが1968年とキャリアの長いバンドです。 残念なことに、2022年11月30日、ボーカルのクリスティン・マクヴィー(Christine McVie)さんが亡くなり、再活動は難しい状態になっています。 フリートウッド・マックの楽曲については、以前一度ご紹介したことがありました。 フリートウッド・マックは、そのフロントマンにより、大体3つの時期に別れます。ファースト・アルバムリリースから1970年までがピーター・グリーン(

本日の一曲 vol.104 シド・ヴィシャス マイ・ウェイ (Sid Vicious: My Way, 1978)

セックス・ピストルズは、1977年10月にロック史上屈指の名盤「勝手にしやがれ!(Never Mind the Bollocks, Here's the Sex Pistols)」をリリースし、翌年1月のアメリカ・ツアーでヴォーカルのジョン・ライドン(John Lydon、ピストルズ時代はジョニー・ロットン、Johnny Rotten)さんが脱退してしまい、バンドは崩壊。その後、ピストルズの仕掛け人と言われたマルコム・マクラーレン(Malcolm McLaren)さんが映画「