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2024年5月の記事一覧
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本日の一曲 vol.295 スージー・アンド・ザ・バンシーズ プレマチュア・ベリアル (Siouxsie And The Banshees: Premature Burial, 1979)
本日ご紹介するスージー・アンド・ザ・バンシーズは、1976年、ヴォーカルのスージー・スー(Siouxsie Sioux)さんとベースのスティーヴン・セヴェリン(Steven Severin)が中心となって結成されたイギリスのバンドで、1978年11月にファースト・アルバム「ザ・スクリーム」をリリースしてメジャー・デビューしました。本日ご紹介する「」は1979年9月にリリースされたセカンド・アルバム「ジョイン・ハンズ(Join Hands)」に収録された曲です。「ジョイン・ハン
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本日の一曲 vol.293 アントニオ・ガデス ミラブラス (Antonio Gades: Mirabrás, 1966)
アントニオ・ガデス(1936年11月14日~2004年7月20日)さんは、スペインのフラメンコのダンサーです。1966年にリリースされたアルバム「Antonio Y Su Cuadro Flamenco」は、おそらく当時のフィルムのサウンドトラックだと思います。アントニオ・ガデスさん自身はダンサーとしての参加で、ギターはエミリオ・デ・ディエゴ(Emilio de Diego)さん、フアン・マヤ・マローテ(Juan Maya "Marote")さん、ヴォーカルはカルデラス・デ・
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本日の一曲 vol.292 ニック・ロウ ガラスよ割れちまえ (Nick Lowe: I Love The Sound Of Breaking Glass, 1978)
ニック・ロウさんは、1949年3月24日生まれのイギリスのミュージシャンで、「パブ・ロック(Pub Rock)」の出身者です。本日は、ニック・ロウさんのアルバム・ディスコグラフィーを紹介します。各アルバムからのシングル曲とアルバムのプレイリストを貼っていきます。最後に、ニック・ロウさんの記事の紹介があります。 ジーザス・オブ・クール(Jesus Of Cool, 1978)ガラスよ割れちまえ(I Love The Sound Of Breakin Glass) いかした愛
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本日の一曲 vol.291 ジム・モリソン&ドアーズ アメリカン・プレーヤー(祈祷師) (Jim Morrison / The Doors: An American Prayer, 1978)
1971年7月3日に27歳で突然亡くなったドアーズのジム・モリソンさんが生前に録音していた彼自身の詩の朗読に、ドアーズのメンバーが音楽をかぶせたアルバムです。ただし、「Newborn Awakening」でアルバム「モリソン・ホテル(Morrison Hotel)」に収録された「ピース・フロッグ/ブルー・サンデー(Peace Frog / Blue Sunday)」の一部が使われ、「ロードハウス・ブルース(Roadhouse Blues)」は初出のライブ録音が収録されています
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本日の一曲 vol.289 ジョーン・バエズ 朝日のあたる家 (Joan Baez: The House Of The Rising Sun, 1960)
「朝日のあたる家」は、起源不詳の民謡ですが、ルーツはイギリス民謡ではないかと考えられています。「ライジング・サン」とは、イギリスでは売春宿のことで、日本語では「朝日楼」などと訳されます。歌詞は、朝日楼の売春婦が懺悔するという内容です。 最も古い録音は、1933年のアメリカ・アパラチアのミュージシャンであるクラレンス・トム・アシュリー(Clarence "Tom" Ashley)さんとグエン・フォスター(Gwen Foster)さんのものです。 以降、たくさんのアーティスト
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本日の一曲 vol.286 マウンテン ナンタケット・スレイライド (Mountain: Nantucket Sleighride (To Owen Coffin), 1971)
マウンテンは、アメリカのハード・ロック・バンドで、1969年にギタリストのレズリー・ウエスト(Leslie West)さんがファースト・ソロ・アルバム「マウンテン(Mountain)」を制作した際に、プロデューサーとして、フェリックス・パパラルディ(Felix Papparardi)さんがボーカルとベーシストとして参加したことをきっかけに結成されたバンドです。マウンテンというバンドとしては、1970年にリリースされた「勝利への登攀(Climbing!)」からになるようです。
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本日の一曲 vol.285 テリー・ライリー ステファノ・スコダニッビオ クロコダイルに埋もれた怠惰な午後 (Terry Riley & Stefano Scodanibbio: Lazy Afternoon Among the Crocodiles, 1997)
テリー・ライリーさんは、1935年6月24日、アメリカ・カリフォルニア州コルファックス生まれの作曲家です。ミニマル・ミュージックの作曲家と言われていますが、ご本人は、「ミニマル・ミュージック」と言われるのがあまりお好きでないらしく、むしろ「サイケデリック」だと話しています。テリー・ライリーさんは、コロナ時代の影響で、85歳になった2020年から日本の山梨県北杜市にお住まいになっています。 ステファノ・スコダニッビオさんは、1956年6月18日、イタリアのマチェラータで生まれ
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本日の一曲 vol.283 イエス 海洋地形学の物語 (Yes: Tales from Topographic Oceans, 1973) Welcome to Japan!
イエスの今年9月の来日が決まったようです。 この公演では、「特筆すべきは1973年にリリースされたアルバム『海洋地形学の物語』の50周年を記念した「全曲メドレー」で、2枚組全4曲でトータル80分に及ぶこの大作のエッセンス(聴きどころ)をギュッとコンパクトに編集した約20分のヴァージョンは、この壮大な作品を再確認、再評価する絶好の機会となるだろう。」(同ホームページ)とのことです。 「トータル80分」というと、クラシックでいうと、ベートーヴェンの交響曲第9番「合唱」に匹敵す