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『ありふれたくじら』Vol.6 刊行のお知らせ

リトルプレス『ありふれたくじら Vol.6:シネコック・インディアン・ネーション、ロングアイランド』

2019年、アメリカ合衆国ニューヨーク州・ロングアイランドを旅した。この島に暮らし、古くから鯨を利用し敬ってきた先住民シネコックを訪ねた。かつてロングアイランドの近海ではたびたび鯨が見られていたが、一時代に盛んだった捕鯨活動や船舶の往来により長い間姿を消していたという。近年、ふたたび鯨が現れるようになったこの島の海で、人と鯨はどのような物語を編んでいるのだろう。『Ordinary Whales / ありふれたくじら』シリーズの最新作。

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|目次|
- ロングアイランド
- 鯨を呼ぶ人
- 鯨が浜に寄るとき
- 鯨の贈り物
- 誰もが小さなパズルのピースを持っている
- 鯨のメッセージ
- パウワウ

発行・取材・執筆・翻訳・テキスタイル制作・冊子デザイン:是恒さくら
2020年8月発行
言語:日本語・英語(右開きでは日本語、左開きでは英語で読んでいただけます。)
仕様:B6サイズ/本文96ページ/挿絵ページカラー/無線綴じ製本

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思い返せば2016年のこと。久々に訪れたアメリカ合衆国アラスカ州フェアバンクスで、知人から「ニューヨーク州に鯨と関わりを持つ先住民のグループがいる」と聞いたことがきっかけだった。糸を手繰るように出会いと旅の機会が訪れ、2019年にニューヨーク州ロングアイランド、シネコック・インディアン・ネーションを訪ね、鯨にまつわる話を聞き集めた。

この一冊は、その旅からうまれた。

旅をすることが憚られ、海の向こうの出来事はテレビやパソコンやスマートフォンの画面越しにのみ伝わってくる、この半年間。
旅をした日々にゆっくりと向き合い、海の向こうで拾い集めてきた言葉を物語に編み直し、翻訳をすすめ、そのイメージを縫いとった。

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自分の物語を紡ぐことは、ひとつの力であると思う。この世界に生きる人の数だけ物語がうまれる糸口がある。

鯨が結びつけた海の向こうの土地の物語。
この一冊を手にする誰かに、世界を眼差すあたらしい窓を見つけてもらえたら嬉しく思います。

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全国各地の下記の書店等で販売が始まります。

近くの街なら、ふらりと訪れてもらいたい素敵な場所です。
遠くの街なら、オンライン・ショップを開設しているお店もございます。

【販売場所】*最終更新日*2020年9月1日

[岩手]Cyg art gallery *オンラインショップあり
[宮城・仙台]KANEIRI Museum Shop 6(せんだいメディアテーク1F)
[宮城・石巻]浜の暮らしの はまぐり堂 *オンラインショップあり
[宮城・石巻]観慶丸本店
[宮城・塩竈]塩竈市杉村惇美術館
[宮城拠点]移動本屋 ペンギン文庫(出店・選書内容によります。)
[山形]みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2020(会期:2020年9月5日〜9月27日)*オンライン販売のみ
[栃木]studio baco *オンラインショップあり
[茨城]crevasse *オンラインショップあり
[東京・目黒区]コミュニケーションギャラリー ふげん社
[東京・渋谷区]代官山 蔦屋書店
[東京・世田谷区]本屋B&B
[愛知]ON READING
[京都]ホホホ座 *オンラインショップあり
[広島]READAN DEAT
[鳥取]汽水空港

* 発送作業が完了した店舗を掲載しています。各店舗での取り扱い開始は、店頭・ウェブサイト・SNS等でご確認ください。
* 情報は随時更新してまいります。

本書のお取り扱いを希望される書店等のみなさま、ウェブサイトのお問い合わせフォームか、各種SNSよりご連絡ください。

Vol.6の刊行を記念して、今後オンラインでのスペシャル・イベントと、少し先になりますが、展覧会を計画しています。

ゆっくりと読み進めるようにお付き合いください。


(写真:根岸功)

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