昨日亡くなった、祖母の生き様を考える
*初めに*
この記事では家族との関係性について書いていきます。世の中には色々な家庭があり、大変な思いをされている方達もいると思います。その上、嫌いになろうと思ってもできない、なぜかとても感情的になってしまう、つらい気持ちになる、など、とてもセンシティブな話題であると認識しています。つらい記憶がある方や心が不安定になってしまうという方はあまり読まない方がいいかもしれません。
また、とても個人的な内容のため、有料にさせていただきます。読みたい方のみ、お読みいただければと思います。
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今日は祖母や母との関わり、そして自分のこれからについて書いていきたい。
というのも、昨日祖母が亡くなったからである。
祖母の生い立ち
祖母は、ある地主の家庭に生まれたそうだ。小さい頃は裕福であったが、戦争で父を亡くし、母は美人だったそうだが幼い頃の高熱が原因で、知的障害が残ってしまったそうだ。
もちろん戦中はみんな貧しかったとは思うが、戦後、農地改革で土地は減ってしまい、さらに生活は厳しくなった。
それでも食べていくしかない。黙っていると大人たちに搾取される。知的障害の母に代わり、祖母が子供の頃から大人たちに混じって農業関係の会合に出ていたらしい。尊敬しかない。
そんな祖母は、貧しくて制服が買えなかったが、なんとか他人から融通してもらい、学費を工面しながら女学校に通っていたそうだ。
ただ、あと数ヶ月のところで、結局学費が足りずに、その学校を卒業できなかったらしい。これは、祖母にとって相当悔しかったことだとおばから聞いた記憶がある。
これを聞いた時、学校に行くのが当たり前にできることだと思っていた私は、心が締め付けられ、祖母を不憫に思った。
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