ITエンジニアは言霊を信じる、ことがある
僕はその昔、ITエンジニアだった。
プログラマを経てシステムエンジニアになり、最終的にはインフラエンジニアとして過ごしていたのだ。
横文字ばかりでカッコいい!
そんな、コンピュータを扱うエンジニアは、しばしば“言霊”を信じる。
たぶん。
コンピュータとは正反対とも思える考え方だが、なぜか言霊、特に悪い予感の言葉は実現する確率が高いのである。
「このサーバが熱でダウンしたら痛いよね〜」
なんて言うと、本当にダウンしたりするのだ。
WindowsなどのOSを切り替えた時も、
「明日、全部のパソコンがクラッシュしたら、つら〜い」
なんて言った日、落雷が原因で、電源ごと落ちたことがある。
言霊だ。
そんな事があるものだから、悪いことを言いそうになると、
「言霊!」
と、仲間同士で声掛けしたものだ。
言葉というものは不思議である。
「言うと実現する」