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フロー体験をしたかったら、文章を書こう

フローとは、人間がそのときしていることに、完全に浸り、精力的に集中している感覚に特徴づけられ、完全にのめり込んでいて、その過程が活発さにおいて成功しているような活動における、精神的な状態をいう。ゾーン、ピークエクスペリエンス、無我の境地、忘我状態とも呼ばれる。(Wikipedia)

時間を忘れて小説を読んでしまったり、テレビゲームに熱中したり、映画やアニメに熱中したりといった経験が一度はあるだろう。これらをインプット型のフロー体験だとすれば、工作に打ち込んだり、プレゼン資料を作ったり、誰かをもてなすためにイベントを考えたり、プログラミングしたりといったアウトプット型のフロー体験がある。

大人になるとインプット、アウトプットともにフロー体験は少なくなり、塾やクラブ活動など、子どもにフロー体験をさせよう、して欲しいと思う社会になっているように感じるが、真に子どものためになるのは、親世代である大人がフロー体験をして、北風と太陽のように、子どもたちにとっての太陽となって、活力を示していくことではないだろうか。

そんなことを考えてはいるものの、自分自身がそういったフロー体験を継続しているかというと、そうでもない。昨日も、家族から疲れているとか、オーラが紫色~茶色になっているけど大丈夫? と言われた。ちなみに、元気なときは赤色とかオレンジ色のオーラが出ているらしい。

たしかに疲れていたとは思うが、まさか、オーラの色で表現されるとは思わなかった。思い返してみると、小学生のときには、不機嫌になると表情に出るとは言われていた。表情に出ない代わりに(出ているのかもしれないが……)、オーラで出てしまうようになったのだろう。

この状況をなんとかするためには、毎日を充実させるしかない。フロー体験を増やすのである。時間と場所を選ばない方法が望ましい。わたしはいま、天狼院書店のライティング・ゼミ(川代ゼミ)に参加している。ゼミの第1講で、「自分自身の本音(スタイル)と出会うために、2日に1回は文章を書きましょう」とされた。ゼミでは、「自分史上最高の文章を書くこと」を目標に、約3か月の間、定期的に講義と課題が設けられている。

そんな事情もあって、しばらく放置していたnoteを再開しているわけだが、書き始めると、フロー体験に入っていることに気づく。正確には、書いている最中は、ただ没頭しているだけで、書き終えた後に、何とも言えない充実感を感じ、『フロー』のなかにいたことに気づく。

書いているうちにドライブがかかり、自分自身でも言語化できていなかったことが言語化できた瞬間、世界が広がったような感覚になる。たぶん、このとき、オーラの色は変わっている。

簡単に理解できない、言葉にできない思いに気づくかどうかが大切とは良く聞くが、文字にしてみないとどこまでわかっているかわからないこともある。文章を書くことによって、自分自身のオーラの色はどんどん変わっていく。そのうちに、オーラの色を自在に操れるようになるのかもしれない。

いつも赤色というわけにはいかないかもしれないが、赤色の時間を増やす努力は継続したい。

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