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「葬送のフリーレン」に関するメモ

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「葬送のフリーレン」を視聴して感じたことのメモたち。
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記事一覧

『葬送のフリーレン』を見終えて思うこと/物語の根底に流れる「大人の役割」

『葬送のフリーレン』の最終回が放映され、一旦の終劇を迎えた。長寿、後悔、鮮やかな過去想起…

SakuraiG
11か月前
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葬送のフリーレン28話/最終回も淡々と。淡々と別れることができるのは、また会う日を…

葬送のフリーレン28話を視聴。淡々とした最終回だった。でもそれは悪い意味ではない。後味の良…

SakuraiG
11か月前
7

葬送のフリーレン27話/運が良かった、と嬉しそうに言うフリーレンを見て思うこと

葬送のフリーレン27話を視聴。フリーレンがゼーリエに向かって「そうだよ、運が良かった」と嬉…

SakuraiG
11か月前
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葬送のフリーレン25話/ゼーリエと花畑

葬送のフリーレン25話を視聴。 ゼーリエ回。エモい回だった。感じたことをメモしておく。 #ネ

SakuraiG
11か月前
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YOASOBI「勇者」英語版/複雑さを物語に取り戻すための「別の角度」

YOASOBI「勇者」英語版が公開された。とてもよかったので、感じたことのをメモしておく。 ●…

SakuraiG
1年前
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葬送のフリーレン24話感想/言葉のない複製体

葬送のフリーレン24話視聴。感じたことをメモしておく。 #ネタバレあり 葬送のフリーレンと…

SakuraiG
1年前
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好意的に受容される原作改変/葬送のフリーレン23話

葬送のフリーレン23話を視聴。戦闘シーンが原作から追加されていて、その部分が素晴らしかった。そして、今話題の原作改変について、色々と考えさせられた。感じたことをメモしておく。 #ネタバレは殆どないけど、ちょっとあるかも ●モルトラークという言葉遊び モルトラークとは、フリーレンに出てくる魔法「ゾルトラーク(人を殺す魔法)」と、話を盛るの「盛る」を掛けたことばで、一部のファンの間で「より盛った形での原作改変」を指す意味で使われているようだ(私もよく知らないけど)。とくに23

葬送のフリーレン21話/殴りかかる平和の使者(デンケン)

葬送のフリーレン21話を視聴。一級魔法使い試験に参加しているデンケンというキャラクターが人…

SakuraiG
1年前
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葬送のフリーレン20話/世界にあらがう躊躇と拘束(ヴィアヴェル)

20話で活躍するヴィアヴェルというキャラクターの造形が興味深かったので感じたことをメモして…

SakuraiG
1年前
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フリーレン的情緒性と、なぜ?を問う性(サガ)/なぜなぜ分析のための試論

あなたは「なぜなぜ分析」をご存じだろうか。 「なぜなぜ分析」をググってみる。すると”関連…

SakuraiG
1年前
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ヨルシカ「晴る」とフリーレン/さぁこの歌よ凪げ!

さぁこの歌よ凪げ!この歌詞に痺れたのでメモをしておく。 「晴る(Sunny)」は「葬送のフリ…

SakuraiG
1年前
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葬送のフリーレン18話/「私が知っているあなた」と「資格」

18話からは魔法の資格試験のお話に入る。資格試験は登場人物の凄さを示す仕掛けとしてよく使わ…

SakuraiG
1年前
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『葬送のフリーレン』のエモさの理由と、いま支持されるわけ

『葬送のフリーレン』という作品に、多くの人が惹かれる理由がずっと気になっている。フリーレ…

SakuraiG
1年前
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葬送のフリーレン12話/自分への落胆から蘇る『勇者』

TVアニメ『葬送のフリーレン』の12話を視聴。感じたことをメモしておく。ネタバレあり。 勇者ヒンメルは勇者の剣を抜けなかった。それは彼が「本物の勇者」ではないことを意味する。でもそれは魔王を倒せないことを意味するわけではない。単に「お墨付き」を得られなかったということだ。彼はそう判断して、魔王を倒すことを諦めない。 ここで重要なことは、ヒンメルは「本物の勇者」であることをどうでもいいことだとは思っていなかった点だ。彼はちゃんと期待していて、だからちゃんと落胆したはずだ。