Letter17 社会人二年目〜職場に伝える私へ〜
10年越しに叶った夢。
私はやっとスタートラインに立てた。
7月に編入試験の合格がわかり、翌年の4月から3年生に編入することが決まった。
試験はもう1校残っていたが、職場には早めに伝えなければならなかった。
私には一番に伝えたい人がいた。
私を一番近くで指導してくれた女性の先輩だ。
「今日お話したいことがあって・・・。少しお時間いただけますか?」
私は夕方にゆっくり話す時間を作ってもらった。
仕事中はずっとそのことで頭がいっぱいだった。
もし、わかってくれなかったらどうしよう・・・
ずっと私を指導してくれていた先輩。
心から尊敬していた。
大好きだった。
勝手すぎると言われてもおかしくない・・・
先輩との関係は、明日から変わってしまうかもしれない・・・
そう考えると、不安でいっぱいになった。
夕方、先輩と撮影室で話をした。
私はずっと歯学部に行きたかったこと、
何度受けてもだめだったこと、
職場に恵まれ、もう諦めようかとも思ったこと、
最後かもしれないと思って受験したこと、
合格したこと、
全て話した。
話しながら泣けてきた。
先輩は言った。
「良かったね〜!おめでとう!」
人前ではどうしても泣けなかった私が、久しぶりに人前で泣いた。
「まず、課長にも言わないとね!」
安堵とありがたさでいっぱいだった。
なんとお礼を言っていいかわからなかった。
涙が止まらなかった。
その後課長にも言いに行き、
課長も理解してくれた。
その先輩とは、今でもお会いしている。
心の底から尊敬している。
一生頭が上がらない。
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