【ご相談】過去の後悔に縛られている時は自分を許す
心理カウンセラーの飯道さくらです。
本日はココロノマルシェに寄せられたご相談にお答えしますね!
ご相談文はこちら。
ちるさんからのご相談です。
ちるさん、ご相談ありがとうございます!
ご相談をいただいといてアレなんですが、最初にちょっと私の話を聞いていただけますか?私の中学生の時の話です。
いっつもふざけあっている仲良しの男の子がいたんです。
ある時、ふざけて、彼の机の上に消しゴムのゴミを置いたんです。
そしたら、彼はキレて思いっきり机をたたいてきたんです。
私はびっくりしてしまって…。
怖くて直接謝ることもできず。
そのあと、彼と彼の仲間内にいじめらたんですが、自分が悪いから仕方ないと思っています。
私、いじめられてもしかたないですよね?
私が悪いですもんね?
どうでしょう?
私になんて声をかけたくなりますか?
え!いじめられるほどひどいことはしていないと思う。
ふざけただけだったんだし悪気はなかったんだし。
自分を責めなくていいと思う。
そう言ってあげたくならないでしょうか…?
怒りって、相手の心の問題です
ということですので、ちるさんの友達への接し方に何か問題があったということじゃないんだろうなと思います。
ご相談文の感じからも、普通に優しくて思いやりがある、かわいい女の子だったんだろうなぁと想像します。
中学生の時の、その男の子との関係や、その出来事がどんなふうに起きたかがわからないので、あくまで一般論としてですが、「いつもふざけあっている友達の机の上に消しゴムのゴミを置いた」というのは、それでキレられたり、ましてやいじめにつながるような行動ではないと思います。
なのに、なぜその男の子はキレたのか。
もしかしたら、過去に消しゴムのゴミに関連するトラウマがあったのかもしれません。
もしかしたら単純に機嫌が悪かっただけかもしれません。
もしかしたら、いつもふざけ合う中で、ちるさんになにか不満がたまっていたのかもしれません。
だけど、同じことをしても怒らない人はたくさんいますよね。
同じ行動で怒る人と怒らない人がいる。
つまり、それはその行動が良い悪いではなく、相手の心がそれをどう受け止めたかなんです。
だから、消しゴムのゴミでキレたのは彼の心の問題で、ちるさんが悪いわけじゃないんですよね。
いつものノリでふざけたらキレられてしまった。
そんな反応が返ってくるとは思わなかった。
ちるさんには防ぎようがなかったですよね。
事故みたいなものなんです。
その男の子は、仲が良かった女の子にキレてしまったことに、きっと罪悪感を持ったと思います。
ちるさんも怖くなってしまい、そこから彼を避けたり、以前のようにふざけなくなったんじゃないでしょうか。当然ですよね。
そうすると、男の子の罪悪感がますます刺激されますよね。
「俺がキレちゃったから仲良しの女の子から嫌われたかも…」
と思ったかもしれません。
その苦しい気持ちから逃げるために男の子は自分がキレたことを正当化しようとします。
「あいつが悪いから俺がキレたんだ」
「あいつは嫌なやつだからいじめていいんだ」
そして、ちるさんをいじめるようになった。
ご相談文を読む限りは、そんなストーリーじゃないかなと想像しました。
自分を許すことで、過去を手放す
なのでまず、過去の出来事を他人事として聞いた時に感じた(と決めつけて話を進めておりますが…)
「あなたは悪くないと思うよ」という気持ち。
これを自分に言ってあげてくださいね。
ちるさんが過去のことで自分を責め続けるというのは、「私は罪人だから罰せられて当然だ」という意識でいることになります。
その意識があるから、彼の面影がある人が怖く感じます。
さらに、自分の罪はなかなか忘れられないですね。
それもあって、いつまでも意識してしまいます。
あれは不幸な事故みたいなできごとだった。
でも、私が悪いわけじゃない。
そう思えるようになると、その怖さがやわらいできますよ。
少しずつ忘れることもできるかもしれません。
「私が悪い」と思うのはなぜ?
ご相談文を読んでやっぱり気になるのは、どうして中学生の時の出来事を「私が悪いから」と受け入れたのかな?ということです。
「あいつが悪い」
「あいつのせいだ」
というとらえ方もできたと思いますし、そうする人もたくさんいますよね。
でもそうしないで、「私が悪い」と思ったわけですよね。
「私は怒られて当然」
「私は嫌われて当然」
そんなような気持ちが、普段からちるさんの中にありませんか?
それはいつからだろう?
どんなときに強く出るんだろう?
どうして私が悪いと思うんでしょうか?
そんなことを聞いてみたいです。
おそらく普段からとてもがんばり屋さんで、思考がちのタイプでしょうか?
自立マインドを持った、しっかりした女性なんだと思います。
エネルギーと気合もある。
(あっさり書かれてますが、いじめに耐え抜いて卒業、とはなかなかできることじゃないですよね)
そして、人を責めずに自分を責める、愛の大きな人です。
だけど「私が悪い」「私は怒られて当然」「私は嫌われて当然」、
こんなような気持ちがあると、自分の価値や魅力を否定してしまって、ちゃんと認められません。
さらに、「私が悪い」と思っているわけですから、本当の自分を隠してしまいますよね。
堂々と自分らしさを出して生きることができている、という気はしますか?
自分を許すワーク
なので、まずは自分を許すことから始めていただきたいなと思います!
冒頭に書いた中学生の時のできごとのように、「自分が悪いと思っている出来事」について、親しい友人としての目線で見てみてください。
これが友達に起きたことで、彼女が自分を責めているとしたらどうか?
きっと、たくさん優しい言葉をかけたくなると思います。
あなたは悪くないよ!
しょうがなかったよ!
そんなに自分を責める必要ないよ!
その言葉を常に自分にかけてあげてくださいね。
さらに「自分のダメなところ」と思っているところについても、同じように友人の目線で見て優しい言葉をかけてあげてください。
さらに、「逆にそれがいいところだとしたら?」という視点でも考えてみてください。
昨日までの自分と全然違う自分の姿が見えてくると思いますよ!
そうやって、自分に優しくし続けてみてくださいね。
いつかカウンセリングでお待ちしてますね!
最後に。
ここもすっごく気になる私です!笑。
最初はやっぱり勇気がいりますよね。
私自身も何年も迷って、やっとカウンセリングを受けたんでした。
懐かしいなぁ。
でも、そのおかげで人生が大きく変わって、今は自分もカウンセラーです。今でもカウンセリングが大好きで月2回くらいは受けています。
皆さんにもできるだけ、この気持ちを味わってほしいなーなんて思ってます。
上手に話せなくても大丈夫、悩みが漠然としていても大丈夫。
思っているよりも気楽なものですから、是非、いつかお越しくださいませね。
もちろん、勇気が出るまでは、いつでもココロノマルシェでお待ちしております!
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