【ご相談】離婚を成立させるマインド/自分軸/覚悟/ビジョンを描く
心理カウンセラーの飯道さくらです。
本日はココロノマルシェに寄せられたご相談にお答えしますね!
ご相談文はこちら。
Monaさんからのご相談です。
熟睡できない日が続いているということですが、体調は大丈夫でしょうか?
メンタルが限界と書いていただいているのに、回答が遅くなってしまい申し訳ありません。
バツイチ心理カウンセラーの飯道さくらです。
離婚って大変ですよね。
結婚するよりも何倍も大変…。
私の場合、離婚を申し出たのは私の方からでした。
特殊な事情があり離婚自体はさくっと成立しました。
でもその後、1年半くらい揉めに揉めました…。
かなりしんどかったです。
紙切れ一枚と言いながら、結婚した二人の心理的距離は恋人だったころよりもさらに近くなります。
その関係を解消する離婚は、言われた方も、言った方も、普通の状態ではいられない。
大きなストレスを抱えるものなんですよね。
少し時間がかかるかもしれませんが、時間が経つに連れて状況はよくなっていくはずです。
まずは、無理をしすぎず休むところで休む。
思い詰めすぎず、気分転換をする。
自分を責めすぎない。気分転換を心がける。
をお勧めします!
その上で、離婚の成立に向けて、まずはMomaさんのメンタルを整える方法をご提案しますね。
1人で抱え込まず、必要に応じて第三者に助けを求める
普段のご主人の様子がわからないのですが…。
というのはちょっと見過ごせない発言ですね。
Monaさんがこの人は本当にやりかねない、と思うのであれば、二人で解決しようとせずに第三者の力を借りる必要があると思います。
親や友達、専門家などに相談することをご検討くださいね。
そんなことができる人ではない、今は普通の精神状態じゃなくてそんなことを言っているんだと思う、ということであれば安心なのですが…。
ご相談文から、今までのご夫婦の関係は、セックスレスの解消を望むMonaさんが依存の立場で、それに応じないご主人が自立の立場だったのかな?と想像します。
その関係がMonaさんが離婚を切り出したことで、ひっくり返ってしまった。
今まで自立の立場で悠々としていたご主人は、依存に突き落とされて激しく抵抗している、そんな精神状態なのかもしれません。
このセックスレスの問題については、Monaさんの考えや希望を伝え、それについてご主人も理解した上で解消されなかったということでしょうか?
ご主人は離婚を拒んでいるにもかかわらず、セックスレスを解消しようとしない理由は説明があったのでしょうか?
もし、ご主人とのセックスレスが解消されるとなった場合も、離婚の意志は変わらないですか?
別居婚、会うのは月に1度とのことでしたので、このお互いの考えや希望がきちんとコミュニケーション取れているのかが気になりました。
ここは問題ないということであれば、以下、具体的なご提案です。
ご主人との間に境界線を引く
「私はどうしたいか」の自分軸を意識する
ご主人がMonaさんに執着する一方で、Monaさんも罪悪感や怖れ、不安から、頭の中がご主人でいっぱいになっています。
また、ご主人の行動がMonaさんの行動に影響を与えてしまってもいます。
これはいわゆる「他人軸」といって、自分の人生の主導権を他人に渡してしまっているような状態です。
お互いの頭の中を、お互いが侵食しあっているような状態。
個人と個人としての距離感がうまく保てていない。
相手の感情に振り回されてしまう。
この状態では離れることは難しいので、まずはMonaさんとご主人の間に一線を引く、Monaさんの「自分軸」を取り戻すことから始めます。
①物理的、心理的距離を置く
今まで以上に意識してみてください。
必要のない連絡はしない。
必要がなければ会わない。
心理的距離を保つにはアファメーションがお勧めです。
「私は私、〇〇(ご主人)は〇〇」
を声に出してぶつぶつ呟き続けてください。
その際、頭の中で、Monaさんとご主人の間に境界線を引くイメージを描きます。
ご主人のことを考えていることに気づいたら、別のことを考えたり、違うことをやったりして、その思考を止めることもお勧めです。
(でも、「考えちゃだめだ!」と禁止してしまうと余計考えてしまうのが人間ですので…こんな状況だから考えちゃうのは仕方ないね、くらいの気持ちでいてくださいね)
②「私はどうしたいか」の自分軸を取り戻す
「主人が〇〇だから私は××する」というのが他人軸。
「私が〇〇したい」というのが自分軸です。
ご主人を怒らせないように必要以上に優しくしたり感じよくしたりする必要はありません。
ご主人の機嫌を損ねないように行動をする、を続けると、ご主人も「自分が機嫌を損ねればMonaをコントロールできる」と学習してしまいます。
これは言い換えれば「自分が甘えてもMonaは受け入れてくれている」という態度を取っているということなんでもあるんですね。
私はどうしたい?
私は何を望んでいるの?
これを常に意識して、そう行動するように心がけてくださいね。
覚悟を決める、ビジョンを描く
ちょっと嫌なことを書くかもしれません。
全然違うよ!ということであれば無視してくださいね。
ご主人の行動に振り回されて、機嫌を損ねないように嫌々相手をしていると言いながら、実はMonaさんにも離れたくない理由がある場合があります。
私の例で恐縮ですが…。
元夫と離婚した後も、いつまでも1年半も揉めてしまったのは、私の中に「離婚して女1人で子供2人を育て上げる」ということに対する漠然とした不安があったからでした。
「子供のため」などと色々と言い訳をつけて、ある程度のつながりを保とうとしていました。
これに気づいてきっぱりと距離を取るようになったら、元夫からの攻撃も落ち着きました。
Momaさんは、何か思い当たることはありますか?
思い当たることがあるようであれば、その気持ちを手放して、改めてそれでも私は離婚したいんだ、という「覚悟」を決めます。
そして「覚悟」を後押しするのは未来の幸せな「ビジョン」です。
今の状態が苦しいから抜け出したい、というネガティブな動機だと覚悟を決め続けられない時もあります。
そんな時、「私は離婚してこうなりたい、こう暮らしたい」という幸せなビジョンが描けていると、それに向かっていこうという力がわきます。
Momaさんの望む未来はどんな未来ですか?
考えてみてくださいね。
離婚成立から約一年半揉めに揉めた私。
お互いにお互いを責め続けました。
今でも「世界一気が合う人と結婚したはずなのに、なんであんな結末にしてしまったのかなぁ」と考えることがあります。
揉めている間は本当に苦しい時間でした。
ただ、あの出来事がきっかけで、さらに自分の心と向き合うことができました。今は、意味のない出来事ではなかったんだなと思うようになっています。
Momaさんの苦しい経験も、きっと未来の恩恵になると信じています。
どうぞご無理なさらずに。
がんばりすぎずに。
苦しくなったらカウンセリングにお越しくださいませ。
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