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振られた男への執着の理由。執着を手放す方法

心理カウンセラーの飯道さくらです。
今日の記事は長いっす。

先日こんな記事を書きました。
何年も片想いして執着していた人が、今幸せな家庭生活を送っている。
それを聞いた「振られ女の恨み節」
ちゃんと数えたら5年半執着していました。
私すごない?しつこいよね笑。


先週末、師匠のお弟子仲間が集まるセミナーに参加した私。

そこで、スタッフKさんに「本来は執着なんてすこーんと抜けちゃう人なのにずっとしがんでるね笑」って言われたり、同期の藤乃ちゃんに「1年前も言ってたよね?今も言っててすごいエネルギー」と言われたり。

(どちらもめちゃくちゃ愛ある言葉として受け取っています)

あー、確かになぁ。
5年半ってなかなかの執着だよなぁ。
振られてからは2年弱経ってますからね。

2年弱前、はっきりばっさり振られた時、私はまだカウンセラーじゃなくて、師匠のクライアントでした。その時のカウンセリングで師匠から「距離が近い(職場が同じという意味です)から、手放せるまで時間がかかるよ」と言われていました。実際そうなってるなぁ。師匠さすが。


この記事を読んでくださっている方の中にも、同じように距離が近い人を手放そうとして苦しんでいる人はいるかなぁ…。

修行ですよね。
苦行ですよね。
しんどいですよね。
自分で自分を傷つけてしまう
そんな自分が嫌いになってしまう
そんな日々ですね。

でも私は2年かかってるけど、だいぶ楽にはなってるんですよ。
一番ひどい時は本当にいつも、執着と依存が見えない大蛇になって私をがんじがらめに縛りつけている、私はここから逃れられないんだ、そういう強烈な苦しみがありました。

でも今は、私はほんとに自由。
好きなように手足が動くし、羽もはえてきてる。
心の中の執着の燃えかすがくすぶっている、それくらいの感覚です。

なかなか執着がはがれなくて本当にしんどかったけど、執着を手放そうとすることは、自分の心の問題と向き合うことでした。
だから、今後のカウンセラー活動のためには無駄じゃない経験だったと思っています。

カウンセラーじゃなくても、自分が経験したこの修行をちゃんと分析して受け取ることができていれば、絶対未来には恩恵が待っています。

だから、これは私についての個別論になってしまいますが、私の執着がこんなに長引いた理由=私のマインドのどこに原因があったか、を深掘りしますね。

読んでくださる方が共感できて、ご自分の執着を少しでも手放せることを祈って。

そして、めっちゃしんどいよね、でもきっと大丈夫だからね!という応援を込めて。


冒頭に引用した記事では、執着の理由として、あの人を父のポジションに入れてしまったことを書きましたが、それ以外にもいろんな理由が重なりあって、5年半もの壮大な執着ができあがっています。

めちゃ長いので目次かましときますね。



執着の理由①孤独と罪悪感の共鳴

以前、師匠のカウンセリングで私の罪悪感を扱ってもらっていた時、「罪悪感まみれの自分を愛してくれるのはどんな人?」と聞かれたことがあります。

私の答えは「私と同じくらい、またはそれ以上に罪悪感がある人」でした。

私が執着していた人は、孤独と罪悪感の塊のような人でした。
いつも周りには人がたくさんいる人ですが、私には彼はいつも孤独で、罪悪感まみれに見えていました。

同じく孤独で罪悪感まみれの私はきっと、彼なら私の孤独と罪悪感を理解して受け入れてくれるし、私も彼の孤独と罪悪感を受け入れられる。彼しかいない。そう思って執着したんだと思います。

ただここでポイントなのは、彼が本当に孤独で罪悪感まみれかどうかはわからないというところですね。私がそう感じて、勝手に共鳴してしがみついていた説もあるわけです。これが心の世界。投影ってやつです。


ちなみに、私の父も同じような孤独と罪悪感まみれです。
なので、あの人に父を重ねているというのはこの部分です。

そもそもずっと、「陰のある男」が私の好きな男のタイプですが、根底には距離があった父へのファザコン感情があるわけです。

自分の孤独については散々扱ってきて、これは本当に、かなり楽になってきています。以前はどこで誰といてもひりひりした孤独を感じていましたが、今はそれはありません。

ただやっぱり、ファザコンだしなぁ。陰のある男についつい惹かれちゃいますね笑。

父へのラブレター。

孤独についての記事は下記を。


執着の理由②「私は一番に愛されない」の証明

私のマインドの根底にあるのは「私は一番に愛されない」です。
母は妹が一番かわいい、私はその次。そんな風に感じていた子供の頃に作り上げたマインドです。

あの人に執着している間、私はこのマインドをずっと証明し続けることに成功したわけです。

奥さんのいる人。
私の方を向かない人。
いつもいつもやっぱり「私は一番に愛されない」。

このマインドが私の根底にあることは理解していていましたが、今回、執着の理由をしっかり考えた時、やっぱりここは大きいですね。

私の潜在意識は、私が一番に愛されない状態でいることが心地よいんです。
潜在意識が信じていることが現実になっているからです。

これを繰り返し繰り返し味わえるから、私はあの人への執着を手放さない。

このマインドの威力はすさまじい。
孤独を癒してきたからこっちも連動して癒されてるのかと思っていたけど、そういうもんでもないのかなぁ。
まだ全然しっかり私を支配していて、この意識が現実を創り上げてしまう。

ここはこれから集中的に癒そうと思っています。
まずはインナーチャイルドワーク。
そしてカウンセリングですね。


執着の理由③助けたい症候群

冒頭の記事を書いてから、一度あの人に会う機会がありました。

そこで「家族旅行」について聞いてみたら、私が思っていたお子さんを含めた家族旅行ではなくてご夫婦二人の旅行ということでした。

家族旅行よりショック…なんだけど…。

その時、私は思いました。

ああ、この人は、本当にもう孤独じゃないんだな。
もう大丈夫なんだなって。

そう思った瞬間、執着の半分くらいを手放せた感覚がありました。

そして、私は、私の執着の半分は「彼を助けたい」という気持ちでできていたんだなと気づきました。


いつもいつも「自分は奥さんに必要とされない」「自分は家族にとってただのATM」と言っていたあの人。

「仕事ばかりして、奥さんが望む幸せな家庭を作れなかった」と言っていたあの人。

とても寂しそうでした。

私がいなくなったら、あの孤独な罪悪感まみれの人はどうなってしまうんだろう。

私が会社に行かないことであの人は寂しいんじゃないか。
あんなに、心の内を語り合った(と私は思っていた)ラインのやりとりをしなくなったら寂しいんじゃないか。

そんな気持ちが、自分の中にあることは薄々感じていました。
でも、思ったよりも、これが執着の大きな理由だったようです。

私は自分が思っている以上に「助けたい症候群」みたいです。
でも、誰かを助けたいと思っている人は、自分が助けてほしい人というのは基本セオリー。これは投影なんですね。

だから結局、ここでも私は再び、孤独で誰かに助けてほしい自分に出会い、この私を癒していかないとなぁと思うのでした。

でも、あの人への執着の半分が「助けたい」という気持ちだったと気づけてだいぶ楽になりました。

もう、あの人を助ける必要はない。
あの人は孤独じゃないからね。

私は私を助けたい。


執着の理由④不安の解消

私は頭の中もハードワーカーです。
つまり、頭の中がいつもネガティブな思考でぐるぐるしてしまいがち。
このぐるぐるが本当に気力と体力を奪います。

最近はそれを癒すべく、自分の心と向き合っているのですが、そこで気づいたこと。

ぐるぐる思考の原因の一つは、未来の漠然とした不安。

シングルマザーの私にはお金の不安がありますし、一家の大黒柱として何か危機や災害が起きた時に一人で対処しないといけないという、男性の役割をしないといけないという不安もあります。

あの人は優秀な経営者。
たくさんお金も稼いでますし、人よりも何歩先を読んで対策を立てるのがとても上手で、業界が苦しい時も上手に会社を経営しています。

この人といれたら、未来の不安は感じなくていい!と思っていたのも執着の理由です。

実際、私がもし5億円もっていたら…と想像すると、今ほどあの人に執着していないだろうなぁと思うんですよね。

よく言うじゃないですか。
超いい男に言い寄られている時、あなたはやっぱりその人に執着しますか?と。これは他にいい男がいないんじゃないかという不安からその彼に執着しているパターン。

うーん。どうだろうなぁ、しないかも。
ってなりますよね笑。


執着の理由⑤モニュメントへの執着

心理学で言うところのモニュメントは過去の栄光です。

あの人にあっさりきっぱりばっさり振られた私ですが、その前までは、その後も、本当に色々とよくしてもらっていました。

「姫」と呼ばれ、私の仕事もたくさん評価してもらい、ご飯に行く時はいつも1人ウン万円の高級レストラン、出張に行くとなればファーストクラスの飛行機(これは1回だけですが)で、これまたウン万円の旅館やホテルを手配してもらい、仕事に関係あるものもないものも、あれこれ買ってもらい…。

そもそもあの人は、お金に執着しないで、周囲の人にたくさんお金を使う人でしたので、私が特別じゃないと思います。

ただ、私にとっては、こんなことをしてくれた人は初めてで、だからあの人は私のモニュメントになってしまったんですね。

こんな風にしてくれる人は他にはいないかもしれない。そういう気持ちが執着を生んだと思います。


ありがたい経験をしたなと思うけれど…。
そういうことをしてくれるけれど、他に大切な人がいるあの人に執着しても意味ないな。私が望むのは誰かの一番になることだな。

そう思って、この執着は手放します。


執着の理由⑥単純に好きだったんだー!

今までの心理面からの分析を全部ひっくり返すようですが、あれこれ色々考えるけど…でも結局、すごく好きだったんだよなぁ。

私の人生を変えるきっかけを作ってくれた人でした。

執着していた5年半、とてもしんどかったし、ネガティブに考え始めるといくらでも自己否定や被害者意識は出てきます。

でも私の今の人生はあの人と過ごした5年半の恩恵だらけ。

たくさん認めてもらって自分を好きになれたし。
仕事に対する考え方も変えてもらった。
あの人きっかけで師匠に出会い、心理学を学んでカウンセラーになった。

5年半前と比べて、私は今の自分が本当に好きです。
だからやっぱり出会ったことに感謝します。

あとはやっぱり難しいこと抜きにして、単純に本当に好きでした。

姿が見えるだけ、声が聞こえるだけ、存在が意識の端にあるだけで幸せになるくらい、ほんとにほんとにかっこいいと思っていて大好きだったんだよなぁ。


執着を手放した方法①アファメーション

これはまた、いつか手放しが完了した後にちゃんと書きたいなと思いますが、今の時点で効果があったものをさっくりご紹介しておきます。

一つ目はアファメーション。

私はあの人と完全に境界線を引きたかったので、強烈なバージョンを何千回も唱えてました。

私は私、あの人はあの人
私には私の幸せがあり、あの人にはあの人の幸せがある
私の幸せはあの人には関係ないし、あの人の幸せも私には関係ない
私には私の人生があり、あの人にはあの人の人生がある
私の人生はあの人には関係ないし、あの人の人生も私には関係ない

これ、師匠から教わった気がするんだけど…ブログにも掲載されてないのでどこかでアレンジ入ってるかもです。

最初は泣いちゃったけど、次第に「そりゃそうよね、関係ないよね」と思えるようになりました。


執着を手放した方法②物理的距離を取る

結局、師匠にも言われた通り、しょっちゅう会って、しょっちゅう連絡を取り合っている近い距離にいたままでは、全然執着は手放せませんでした。

なので私は徹底的に物理的距離を取りました。
会う回数、連絡の回数を減らす。本当はゼロにすればいいんでしょうが、仕事関係なのでそれもできず。

でも、この距離を取ってから、手放しはかなり進みました。

物理的距離を取ることを決めたのは師匠のカウンセリングのおかげ。


執着を手放した方法③執着を作るマインドを知る・向き合う

ここまで書いてきた執着の理由の通り、原因はほとんど自分の心の中にあります。

孤独を癒す、
罪悪感を癒す、
「私は一番に愛されない」という観念を癒す。

実際に将来の不安が減る行動をとる。

ここを知って向き合うことはマストです。

ここはプロの手を借りてください。
カウンセリング、心理学セミナー、FPに相談。

圧倒的に変化がはやいです。

私のカウンセリングはこちらから。今なら初回限定価格、対面も可能です。


執着を手放した方法④覚悟を決める

結局、何であっても、最後はこれだと思っています。

心理学に触れていると、自己肯定感とか孤独とか罪悪感とかなんでもいいんですが、一生懸命自分と向き合っているうちに自然と癒されていくことを期待しがちだし、そうなりたいと思ってしまいます。

気づけば自己肯定感がすごくあがあっていた!
気づけば孤独がなくなっていた!

楽ですよね。
こうなりたい、こうありたい気持ちは私にもありますし、こういう風になることも、もちろんあります。

だけど、実際にはやっぱり覚悟、決めること、って大事です。

「私は自己肯定感を上げるために自分を認めることを決める!」
「自分の孤独を癒すために孤独じゃないほうを見ることを決める!」
こんなふうな覚悟がとても大切だと思います。

覚悟を決めると圧倒的に変化の体感がある。

「執着が手放せない」と言っている時は、結局、手放したくない時、手放す準備ができていない時です。

私は、あの人に振られてから2年弱、必死で色々取り組みました。
カウンセリングを受け始めたのも、カウンセラーになったのも、あの人を手放したかったからと言っても過言ではありません。

でも手放せなかった。
手放したくなかったんですよね。
覚悟を決めることができなかった。

そして、ようやく今やっと、

本当はまた甘えたい
本当はまた依存したい
そうやって安心したいけれど、

でも、もう十分だ、手放そう。

そう覚悟を決めることができました。


それでもついつい、あの人の動向を探ってしまったり、あの人からの連絡を待ってしまったり、会いたいと思ってしまったりする。それは変わらない。

でも、そうなってしまっても、それでも

もう手放す、と覚悟した。


ある朝突然すっきりと、
あのワークをしたら劇的にすっきりと、
なんて、そんなふうに執着が亡くなったらいいなーと思うけど、そうはならなかったな。

手放すって決めたのに、また泣いちゃた。
また連絡しちゃった。また執着しちゃった。

それでもいい。
そういう時もある。

でも何度も「手放す覚悟」を選択しなおす。
選択しなおすことができると思う。


これがリアルな執着手放しなんじゃないかなー。
どうでしょうか?

少なくとも私の現在地はそうですよ。

同じように執着を手放そうとしているみなさん、一緒にがんばりましょうね。

進め、進め。明日は明るい。


10月はカウンセリング日程を出しております!初めて対面枠を作りました!実際にお会いできたら嬉しいです。是非、ご検討くださいませね。


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