ガーデナー便り(7月号)
植栽コラム
皆さん、こんにちは。
佐倉ばら会「ガーデナー便り(7月号)」をお届けします。
7月は別名を「文月」(ふみづき・ふづき)といいます。「文月」は短冊に歌や字を書き、書道など習い事の上達を祈った七夕の行事「文披月」(ふみひらづき)が転じたものと言われています。今月の前半は梅雨時期で星空を眺める機会は少ないかもしれませんが、年に一度のロマンチックな星物語に思いを馳せ、晴れた日には澄んだ星空をゆっくり眺めるのも良いかもしれませんね。
さて、6月号では、挿し木の方法などをお伝えしましたが、あれから1ヶ月ほど経ちましたので、根が伸び始めていることと思います。
挿し木後の管理(鉢上げ)【挿し木から約1ヶ月後】
1. 挿し床に数本挿し木した場合は、鉢上げといって、
1本ずつ分けて3号くらいのポット鉢に植え込みします。
2. 用土は、赤玉土小粒7割、ピートモス1割、パーライト1割、
鹿沼土小粒0.5割、もみ殻燻炭0.5割を準備します。
3. 上記の用土を鉢の3分の1程度入れ、挿し木の根を広げる
ようにし用土を入れます。この時、用土は8分目ほど入れ、
鉢底から水が流れるまでたっぷり水やりします。
4. 鉢上げ後1週間程は、半日蔭で管理し、その後は日当たりの
良い場所へ。鉢土が乾いたら水をたっぷりと与えます。
芽が動き出したら根が伸びてきた証拠なので、薄めの液肥
をあたえます。
挿し木後の管理(鉢増し)【挿し木から2~3ヶ月後】
順調に育った苗は、30㎝ほどになっていると思います。このぐらいになったら、5号鉢に植え替えます。やり方は、鉢上げの時と同じ用土を用い、柔らかな白根を切るとバラが傷むので、鉢土を崩さないように注意します。蕾がある時は摘み取ります。水やりは、鉢上げの時と同様乾いたらたっぷり与えます。
自分で育てたバラは格別ですので、来年の開花時期を楽しみにしましょう。