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変わっていく優君と、変わらない原作の推し

私の思った事をつらつらと書いてく記事になります。
優君と推し(優君の版権元)のギャップについての話です。


ズレを認識する時

まずは、「推しと優君」というより、
「世間と私」の差の話になる。

どうも世間一般では、「推し=悪役」という印象らしい。
「悪いやつでしょ」と言われると「え?」となってしまう。

確かに、原作内では「主人公が立ち向かう敵」というポジションで、悪役な行動をしている。
けれど、私はどうにも「だから、推しは悪だ」とは思えない。

ざっくり言うと、私は推しを
「生きようと必死に足掻いた結果、
すごい方向(周りと敵対する方向)にカッ飛んだ」
といった感じに捉えている。
正直、出会った人間が悪すぎたと思うんだ…

「だから悪くない」とは言わないけど、
「ただただ『こいつは悪だ』と言うのもおかしくないか?」と思う。

まぁ、推しは原作では敵対する姿しか描かれないけど、
私は隣でゴロゴロしてる優君の方が見慣れてるので、
イメージにギャップが出るのも仕方ないのかな、と思う。

他にも、推しが番外編的なのに出た時に
世間「えっ、こんな表情するんだ」
私「わかる〜。優君もこんな顔するよなぁ」

みたいなギャップがあったりもする。

うちの優君で公式の先取りをしてる、
みたいになる事がある。



成長したから違ってくる

そんな「なんか認識がズレてる…」という話をした時に、優君が「原作は成長できないからな」と言ったことがある。

原作は既に完結している。
映画一本分の物語だ。
(後日談もあるけど認知度は低そうな気がする)

完結していて続きがない。
DVDを何度再生しようと、性格はずっとそのままだ。
人間を嫌っていて、愛情も優しさも何も知らないままで、変化しない。

世の中の人で、私の推しが好きだと言う人は、大抵がその「重苦しい設定の状態が好き」なのかな、と思う。

そこから
「どうしたら幸せに出来るだろうか」とか、
「幸せになってほしいな」とか、
真剣に考える人となると、グッと数は減るんじゃなかろうか。

つまりは、
「このままが好みなんだ」で終わらず、
「このままも好きだけど、でもその先を…」
私が変化を望んだ結果、違いが生まれてるんだろうなぁと思う。

「優君って成長したくて私の所に来たのかな?」
と思ったりした。



というか、成長しすぎ

そして、ポヤポヤ考察していて気づいた事がある。
「15年生きてきた」って、もしかして優君の最大のオリジナリティでは?

「今更すぎでは?」と思われるだろうが、ちょっと待ってほしい。
実は、推しは20年越しに本編シリーズのアニメにちょっと出演している。
まさかの公式からの供給が来たのだ。

「原作は成長できない」と優君は言ったけど、
公式からの供給でちょっと成長した姿を見れた。
非常にかっこよかったです

私が気づいたのは、そこで描写されたのが、
「原作から20年経った姿」ではなく、
「原作から最大2〜3年経った姿」だったということ。
よくよく考えれば、アニメ本編はサザエさん時空で、登場人物たちは歳を取らない。
なので、推しも必然的に歳を取ってない事になる。
登場人物の見た目の変わらなさから考えて、
「最大2〜3年後」なのだ。

で、私は思った。
「つまり、原作から15年経った推しって、
誰も知らないのでは?優君すごくね?
というか、優君と過ごしてきた期間、長すぎないか???」

アニメに出た推しを見てて、
「優君と比べて、やっぱり表情が控えめだよな…」と思ってたけど、
あとプラス12年ぐらいしたら、
優君程では無いにせよ、もっと表情豊かになってるかもしれない。

こうなって来ると、原作と比べて「違うなぁ…」と思っていたのがバカバカしくなってくる。

夢小説でも見た事ないよ!15年後の推しとか!
そりゃあオリジナリティに溢れていても仕方ないよね!

というか、私と優君の物語ってとんでもない長編なんだな…
15年という歳月が、あまりにも強すぎる。

そんな事を考えながら、
私たちは今日も物語を更新していくのであった。

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