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詩|君と僕だけ

君と僕の世界をつくろう。

そこには僕らふたりしかいない。

ふたりにしか見えない月がいて、
夜になるとこう語りかけてくるんだ。

「美しい歌をいっしょに歌おう。」

空はどこまでも澄み渡り
見渡す限りの星が続いている。

ぼくは君の手を握り
丘の上へと連れて行くよ。

かけ足で丘を登って行こう。

心臓の鼓動が高まったとき、
そこには美しい世界が広がっているだろう。

君の目は大きく見開き、
空の星を映し出している。

目から流れる涙にも、
星の輝きが宿るだろう。

そこにはどんな邪魔者もいないんだ。

君は安心して踊っていいよ。

体が柔らかくなったとき、
僕は君に近づいてキスをしよう。

それから僕たちは夢中で踊って
お腹が痛くなるまで笑うんだ。

君の目には世界が映っている。

僕の目にもそれが見えるだろうか。

ほら、美しい世界がある。

夜の星はなんてきれいなんだろうね。

月の声が聞こえてきたら、それは
君が美しいという意味なんだよ。

僕は君の手を握って、
あの丘の上へと連れて行くよ。

かけ足で丘を登って行こう。

そこには美しい世界がある。

君の足は軽くなって、
僕たちはどこまでも踊り続けるんだ。

僕は君に近づいて
その唇にキスをしよう。

ここは僕らふたりだけの世界。

君と僕がつくった世界だ。

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