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○優しさから得られる温もり

この間、スキマ時間ができたので銀座にある教文館に行ってきた。教文館9階は「こどもの本のみせ ナルニア国」となっており、小学生あたりまでのこども達が読むような本がたくさん置いてある。

そんなナルニア国では、たびたびイベントが開催されている。


わたしが伺った日は、ロシアのお話『ハリネズミと金貨』原画展が催されていた。


『ハリネズミと金貨』

絵本の原画が1枚1枚、壁に貼られており、原画の下に物語の文章が掲載されている。


絵本でももちろん伝わるけれど、原画だからこそわかる筆づかいや質感がとても魅力的。


そしてストーリーもとてもステキ。

【ストーリー】
ハリネズミがある日、道ばたに落ちている金貨を見つけた。もうすぐ冬ごもりの季節なので、この金貨で必要なものを買おうと思い立った。すると欲しいものを色んな動物たちが拵えてくれ、結局金貨を使うことなく欲しいものすべてが手に入ってしまった。みんなの優しさにふれ、もしかしたら他の人が困った時、この金貨が必要になるかもしれないと、そっと元あった場所に金貨を置く…という話。


絵本特有の優しい世界が広がっており、世界はもっとそういう一面を見つめ直すべきだと思わずにはいられない。


お客さんはこどもよりも大人の方が多く、
優しい世界を求めているのかな?とか
疲れた心を癒しに来たのかな?とか
何となく入ったら思っていた以上に面白くて見入ってしまっているのかな?とか
色んな妄想が膨らんだ。

誰かに優しくするって、表面的ならとても簡単だけれど、この作品のようにきちんと温まれるような優しさってとても難しい。

言葉1つかけてもらえただけで嬉しかったり、
逆にかけてもらえなかった、たったのひと言でモヤモヤしたり。


そしてその基準はひとそれぞれ。


だからこそ自分がされて嫌なことはしてはいけないし、自分がされて嬉しかったことはひとにしてあげた方がよろしい。


今回のイベントページでは、以下のようなことが書いてある。

美しい秋の風景の中で静かに語られる「人と人が寄り添って生きることの意味を思い出させてくれる」心温まる物語『ハリネズミと金貨』を、どうぞお楽しみください。

教文館公式サイトより


季節感も相まって、温かさの意味を教えてくれるような作品。

絵本の原画展って今まで記憶の中では見たことがなかったので(こどもの頃のはなしは覚えていない)また機会があれば行ってみたい。

ちなみにこの『ハリネズミと金貨』は一昨日で終わってしまっていた。
(書くの遅かったーーーー!)

今は『とんだ とんだ はっぱが とんだ』パネル&原画展らしいので、興味ある方は是非🤝🏻


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桜
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