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○リムルの言葉を胸に刻んで
何十回、いや下手したら何百回観たか分からないくらい重度の愛を持っている『転生したらスライムだった件』。
漫画はもちろん、スピンオフの『転スラ日記』も同様に何百回と観返している。
観すぎて最早、眠れない日の睡眠導入剤である。
横になりながら観ていると、段々眠れる。
(もちろん良い意味で)
私にとっては貴重な安定剤なのだ。
そんな転スラだが、唯一無二で好きなセリフがある。それは第39話「ラミリスの報せ」でリムルが発したもの。
(ちなみに一番好きな話は「神之怒」。再生し過ぎて今はないけれど、数回目までは毎回鳥肌を立てながら観ていた。)
人と魔物が手を取り合って発展していく世界を望む、魔物の国の主・リムル。
そんな夢物語を語るリムルに、魔道王朝サリオンの使者でありエルフのエラルド公爵が問う。
「貴殿は魔王としてその力をどう扱うおつもりなのか」
それに対し、リムルは「俺は俺が望むままに暮らしやすい世界を作りたい」と答える。
そして、ココ!私の一番好きな台詞。
「力無き理想は戯れ言だし、理想無き力は虚しいだろ」
(好きすぎて確認しなくても言える)
くぅ〜って気持ち。共感。
けれど今の私は「力無き理想」状態。
↑私の理想についてはこちらの記事で。
まあ要するに実績・実力を積んでいない。
戯れ言状態。
来週からようやく一歩踏み出すわけだが、力を付けるにはどれだけの年月が必要なのだろうか。
けれど「理想無き力」の方が辛いことを私は知っている。そして「理想無き」人がどれだけこの世にいて、もがき苦しんでいるのかも。
「やりたいことがあるなんて凄いね、羨ましい」と言われることがある。
理想が無い、つまり指針がない。
闇雲に目的地も分からずに大海原を航海する、なんてそりゃあ大変。羅針盤を持っていないからぶれっぶれ。不安だよね。
私も理想、つまり目標を見つけるまで随分遠回りをしたものだ。本心とは裏腹に、安定やプライドを守ることを優先した。
私が本当はやりたいと願っていることをやっている人を見て勝手に嫉妬したり、自分に言い訳をして目を逸らしてみたり。
そんな時に出会ったこの言葉。
「ああ、結局本心から逃げているうちはいつまで経っても自分のことを好きにはなれないな」
深く悟った瞬間でもあった。
そこから色んなアクションを起こして今の私がいるわけだが、その話はまた今度。
結局私は漫画やアニメによって悟らされることが多いのだ。でもきっと、当時でなければここまで深くこの言葉の意味を考えることはなかった。
あの時だから出会うことができて、あの時だから心に響いた。
それはきっと紛れもない事実。そしてその言葉は多分私の中でずっと残り続けるのだろう。
いつでも心にリムル様。
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