負け犬入院体験記 #12 二十六日目・メンタルの問題
今日友人と話した。
いつも愚痴ったり愚痴られたりするのだが、今日議題に上がったのは僕のメンタルを崩す原因についてだった。
果たして、こんな感じのこと結論がついた。
・精神を崩す原因として「頑張りすぎ」があるらしい
前提として、僕は基本的に仕事量の調節が下手らしい。
いつも、様々な仕事ややりたいこと、やるべきことを抱え込んで、結果としてオーバーワークに陥り、巡り巡ってそれがうつ病になる原因になってしまっていたのかもしれないらしい。
らしい、というのは自覚がなかったためである。友人から指摘されて始めて理解した。
そのオーバーワークの原因のひとつとして上げられたのが、比較対象の不足である。
自分には切磋琢磨するライバルのような存在や、教えを乞う師匠的な存在と言うのが特にいない。ほぼすべて独学である。
故に、周りで自分を止める人というのが存在しない。
それに加えて、比較できる対象がSNSで見かけた人しかいないのも問題である。
SNSではだいたい、自分の上位互換的な存在ばかりが目につくものである。
それで、相対的に自分が周囲のライバルのような存在である(と認識できるSNS上の人たち)より頑張っていないと思えてきてしまう。
故に「もっと頑張らなくては」と躍起になって、オーバーワークを招いてしまう。
実際、自分が周りの人よりも劣っているのは確かだと思うが、その穴を努力で埋めようとしてこうなってしまうのならば、これ以上どうすればいいのかがわからない。
これについて友人から言われたのは、「人には得意不得意というものがあるのだから、あまり気にしない方がいい(要約)」ということである。
一理あるとは思った。ただ、それはそれとして仕事量の調節が下手なのである。
実際、仕事量を減らしたつもりでも、気がついたら書くべきものに追われているという状況が、入院直前まで続いていた。現に、いまもできるだろうと思って数ヵ月後までの予定を組んでいたりする。
要するに、自分の活動限界がわからないのだ。
どのくらい働いたら自分が壊れるのかというのが全くわからない。
なお、働くといっても、収入などない小説公募や同人誌への寄稿などである。本職がニートだからこそ、こう金にならない仕事を気軽に増やしていけたのかもしれないが。
退院後どうするかと思うと、また書くべきことに追われる日々に戻るのだと思う。しかし、それだとまた同じことの二の舞になるだろう。
仕事量の調節方法について考える必要がある。
こういう趣味の仕事のスケジュール管理について、なにかコメントがあればいただきたいと思っている。
ちなみに現在の想定スケジュールがこれである。
・6/18 ごろ 新作短編小説公開
・7月〜9月 新作中編小説を週刊連載(執筆は七月上旬までに終わらせる予定)
・7/23 短編小説公募(締め切り)
・9/30 長編小説公募(締め切り)
それ以外に七月に小説公募の結果が出次第、落選作品をネットに掲載する予定である。
文句があるだろうか。
……正直、なにかやっていないと落ち着かないのだ。ワーカホリックと言われればぐうの音も出ない。
入院でペースを崩されたが、気合いでどうにか直していくしかあるまい。
スケジュール調整について妙案があれば……期待をするだけして、今回は筆をおくことにする。